オロビアンコは、1996年にイタリア・ミラノで生まれたバッグブランドです 。上質な素材とイタリアらしいデザインが魅力で、特にビジネスバッグは日本でも人気を博しました。
しかし、一部では「オロビアンコはダサい」という人も存在します。
そこで本記事では、オロビアンコがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
「オロビアンコが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
オロビアンコとは?
オロビアンコは、1996年にジャコモ・ヴァレンティーニ氏によってイタリア・ミラノ近郊で創設されたバッグ発祥のファクトリーブランドです 。
ブランド名はイタリア語で「白金」や「貴重なるもの」を意味します 。これは、創業者がチベットを旅した際に、現地の人々がカシミヤを「ホワイトゴールド」と呼び、敬意を払っていたことに感銘を受けたことが由来です 。
「美しく、それでいて知性も兼ね備えたイタリアンファッション」をコンセプトに、伝統的な職人技と最新技術を融合させたアイテムを展開 。バッグだけでなく、財布や時計、アパレルまで手掛ける総合ライフスタイルブランドへと成長しています 。
オロビアンコがダサいと言われている理由
一世を風靡したオロビアンコですが、なぜ一部でダサいイメージがあるのでしょうか?その理由をSNSなどの声から探ってみました。
時代遅れなデザインが古臭い
オロビアンコのデザインは、今のトレンドとは少し違うと感じる人が多いようです。
特に、異なる色の生地を縫い合わせた「切り返し」の多いデザインや、金属パーツなどの装飾が過剰に見える点が指摘されています 。
現代のファッションはシンプルなものが主流なので、オロビアンコの装飾的なデザインは少し「ごちゃごちゃしている」「おじさんっぽい」という印象を与えてしまうのかもしれません 。
イタリア国旗のリボンが恥ずかしい
オロビアンコのバッグの多くに付いている、イタリア国旗カラーのトリコロールリボン。
実は、このリボンを付けたまま使うことが「ダサい」という意見がSNSで非常に多く見られます 。
あるユーザーは、これを「サングラスのロゴシールを剥がさないようなもの」と表現しており、ブランドを主張しすぎているように感じる人が多いようです 。
このリボンはブランドの象徴ですが、今となっては少し気恥ずかしさを感じるポイントになっているのかもしれません。
一昔前に流行ったイメージが強い
オロビアンコは2010年代にセレクトショップなどで大流行し、当時の「イケイケな社会人」の定番アイテムでした 。
その頃にオロビアンコを愛用していた20代〜30代の人たちも、今では40代〜50代になっています。
ブランドのイメージがその時代のままで止まってしまっているため、若い世代からは「一昔前のブランド」「終わった」という印象を持たれてしまうことがあるようです 。
オロビアンコの評判・口コミ
実際にオロビアンコを使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- リモンタナイロンの生地が本当に丈夫で、7年以上使ってもへこたれない
- ポケットが多くて収納力抜群。一泊程度の出張ならこれ一つで十分
- 腕時計は価格以上に高級感がある。オープンハートのデザインがかっこいい
- 時計は女性ウケが良く、プレゼントに喜ばれた
- バッグのデザインがシンプルでおしゃれ。年齢を問わず使えるモデルもある
悪い口コミ
- トリコロールリボンを付けたままなのはダサい
- デザインに切り返しが多くて、今の時代には合わない
- 持っているとおじさんだと思われるのが恥ずかしい
- 財布を買ったけど、半年で内側が破れてしまった
- ビジネスリュックの留め具が安っぽく感じた
オロビアンコがおすすめな人
では、どんな人にオロビアンコはおすすめなのでしょうか。3つのタイプに分けてみました。
コストパフォーマンスを重視する人
オロビアンコは、高品質な素材を使いながらも比較的手に取りやすい価格帯のアイテムが多いのが魅力です。
特に腕時計は、美しいデザインと日本製のムーブメントを採用しているモデルもありながら、数万円台から手に入ります 。価格以上の満足感を得たい人にはぴったりです。
バッグに機能性や耐久性を求める人
オロビアンコのバッグは、デザインだけでなく機能性も高く評価されています。
多くのモデルで採用されているリモンタ社のナイロンは、軽量でありながら非常に丈夫で、撥水性にも優れています 。
ポケットが多く収納力が高いモデルも豊富なので、通勤や出張で荷物が多くなりがちなビジネスマンにおすすめです 。
伝統的なイタリアンデザインが好きな人
流行に左右されず、オロビアンコが持つ独特のイタリアンデザインが好きな人には、もちろんおすすめです。
鮮やかなカラーリングや、ナイロンとレザーの組み合わせなど、ブランドならではのこだわりが詰まっています 。
最近ではシンプルなデザインのシリーズも増えているので、昔ながらのデザインが好きな人も、新しいスタイルを探している人も、お気に入りが見つかるかもしれません 。
オロビアンコがおすすめできない人
一方で、オロビアンコが合わない人もいます。おすすめできないのは、以下のような人です。
シンプルでミニマルなファッションが好きな人
装飾をそぎ落としたシンプルなスタイルを好む人には、オロビアンコのクラシックなデザインは少し派手に映るかもしれません。
切り返しや金属パーツが多いデザインは、ミニマルな服装の中で浮いてしまう可能性があります 。
服装全体のバランスを考えるなら、他のシンプルなブランドを選んだ方が無難かもしれません。
人とかぶるのが嫌な人
オロビアンコは一時期に大流行したため、特に定番モデルのバッグは街中で見かける機会が多いかもしれません 。
多くの人が持っていたブランドだからこそ、人とかぶりたくない、個性を出したいと考えている人には向いていない可能性があります。
ブランドの世間的なイメージが気になる人
「ダサい」「時代遅れ」といったネガティブなイメージを気にする人には、残念ながらおすすめできません。
ファッションは自己満足の世界ですが、他人の目が気になってしまうと、せっかくのアイテムも楽しめなくなってしまいます。
SNSなどでの評判を気にせず、自分の好きなものを身につけたいという強い意志がないと、後悔するかもしれません 。
オロビアンコのおすすめポイント
ここでは、オロビアンコの魅力を再確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。
高品質な素材へのこだわり
オロビアンコの大きな魅力は、なんといっても素材の品質の高さです。
バッグに使われているリモンタ社のナイロンは、プラダなどの高級ブランドも使用するほどの逸品 。シルクのような光沢と、驚くほどの耐久性を兼ね備えています 。
財布などの革小物も、多くが日本製で品質が安定していると評判です 。
隠れた名品、腕時計コレクション
バッグのイメージが強いオロビアンコですが、実は腕時計が非常に高く評価されています。
「価格以上に高く見える」という口コミが多く、デザイン性と品質の良さで人気を集めています 。
機械の動きが見えるオープンハート仕様の「オラクラシカ」や、月の満ち欠けがわかる「ビアンコネーロ」など、ロマンチックで洗練されたモデルが揃っています 。
バッグだけじゃない豊富な品揃え
オロビアンコはバッグだけでなく、財布、キーケース、ベルト、さらには靴やアパレルまで展開する総合ブランドです 。
ライフスタイル全般のアイテムが揃っているので、一つのブランドで統一感のあるコーディネートを楽しむことができます。
小物から試してみて、ブランドの世界観に触れてみるのも良いでしょう。
オロビアンコのおすすめアイテム
腕時計 オラクラシカ(ORAKLASSICA)
オロビアンコの腕時計の中でも特に人気が高い自動巻きモデルです 。
文字盤の一部がくり抜かれ、内部の機械の動きが見えるオープンハートのデザインが特徴。
スーツにもカジュアルにも合う絶妙なデザインで、所有する満足感を満たしてくれます 。
ビジネスバッグ SOLO PER TEシリーズ
「ごちゃごちゃしたデザインは苦手」という人におすすめなのが、近年のシンプルなシリーズです。
「SOLO PER TE」は、ブランドロゴも控えめで、クリーンでミニマルなデザインが特徴 。
これまでのオロビアンコのイメージを覆す、現代的なビジネススタイルにマッチするアイテムです。
革小物(財布・キーケース)
オロビアンコの財布や革小物は、日本製のものが多く品質が高いと評判です 。
バッグは派手すぎると感じる人でも、小物なら取り入れやすいはず。
デザインのバリエーションも豊富なので、自分のスタイルに合ったものを選べます 。
まとめ
オロビアンコがダサいと言われるのは、主に一昔前に流行したデザインや、ブランドの象徴であるリボンが原因のようです。
しかし、その一方で、リモンタナイロンのような高品質な素材へのこだわりや、腕時計のように高く評価されているアイテムも存在します。
世間のイメージに流されず、ブランドの価値を理解し、自分に合ったアイテムを賢く選ぶことができれば、オロビアンコは今でも十分に魅力的な選択肢と言えるでしょう。



