アメカジの定番として知られるマックレガー。ジェームズ・ディーンが映画で着用した赤いジャケットがあまりにも有名で、古着好きやファッション通にはたまらないブランドです。でも、ネットで検索しようとするとダサいなんて言葉が出てきて不安になったことはありませんか。
せっかく興味を持ったのに、周りから時代遅れだと思われたらどうしよう。そんな風に購入を迷っている人のために、今回はマックレガーが本当にダサいのか、なぜそう言われてしまうのかを徹底的に調べました。SNSや口コミサイトにある生の声を拾い集めたので、リアルな評判がわかるはずです。
マックレガーが欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
マックレガーとは?
まずはマックレガーというブランドについて少しだけおさらいしておきましょう。
1921年にアメリカのニューヨークで誕生したこのブランドは、なんと100年以上の歴史があります。創業者のデビッド・D・ドニガーはスコットランドの伝統ある氏族の出身で、故郷の伝統的なチェック柄などをアメリカのスポーツウェアに落とし込みました。これが英国の品格と米国の合理性を兼ね備えた独特のスタイルの始まりです。
日本では1960年代のアイビールックブームやアメカジブームに乗って大流行しました。特にドリズラージャケットと呼ばれる薄手のブルゾンは、当時の若者たちの憧れのアイテムでした。今でも古着屋さんに行くと必ず見かける、まさにアメカジの王様のようなブランドです。
マックレガーがダサいと言われている理由
歴史ある名門ブランドなのに、なぜ一部ではダサいなんて言われてしまうのでしょうか。SNSや掲示板、Q&Aサイトなどの一次情報を深掘りしてみると、いくつかの特有の理由が見えてきました。
決してブランド自体が悪いわけではなく、イメージや着こなしの難しさが関係しているようです。
おじさん世代の服というイメージが強すぎる
一番多かった意見はこれです。口コミサイトのデータを見ても、マックレガーの主な支持層は50代から60代以降という結果が出ています。
実際にネット上の声を見てみると、父親が休日に着ている服という印象を持っている人がかなり多いようです。若い頃にアメカジブームを経験した世代が、今でも愛用しているケースが多いため、どうしてもおじさんが着る服というレッテルを貼られがちです。
若い人が着ていると、お父さんの服を借りてきたの?なんて思われてしまうリスクがあるのが、ダサいと言われる大きな要因の一つでしょう。
作業着っぽく見えてしまうリスクがある
マックレガーの代表的なアイテムであるドリズラージャケットやスイングトップは、もともとゴルフなどのスポーツ用や実用的なアウターとして作られました。そのため、デザインが非常にシンプルで機能的です。
しかし、そのシンプルさが裏目に出ることがあります。SNS上の辛辣な意見の中には作業員スタイルに見えてしまうという声がありました。
特にベージュやネイビーといった定番色を、サイズの合わないチノパンなどと適当に合わせてしまうと、どうしても工場や現場の制服のように見えてしまうのです。おしゃれに着こなすにはサイズ感や合わせるアイテムに気を配る必要があり、その難易度の高さがマイナス評価に繋がっています。
シルエットが野暮ったく感じられる
最近のファッションはオーバーサイズが流行りですが、マックレガーの古着や一部の現行モデルは、昔ながらのボックスシルエットを採用しています。身幅が広くて着丈が短い、四角い形です。
これが今のトレンドとうまく噛み合えばカッコいいのですが、一歩間違えると単に古臭いとか野暮ったいという印象を与えてしまいます。特に2000年代頃の細身ブームを経験した世代からすると、このゆったりした形が時代遅れに映ることがあるようです。
デザインがオーソドックスすぎて、教科書通りすぎるという声もありました。流行を追いかける人にとっては、刺激が足りないのかもしれません。
マックレガーの評判・口コミ
では、実際に購入した人や愛用している人はどう感じているのでしょうか。ネット上の口コミを良いものも悪いものも隠さず集めてみました。
良い口コミ
- 50代になっても長く着られる品質の良さがある
- 流行に関係なく着用できる定番のデザインだから安心
- 生地がしっかりしていて耐久性が高い
- 古着のネルシャツやスイングトップは今見ても素晴らしい雰囲気がある
- ジェームズ・ディーンのような往年のスターが着ていたというストーリーに惹かれる
やはり品質の高さと、流行り廃りのないデザインを評価する声が多いです。一度買えば長く付き合える相棒のような服、という信頼感が伝わってきます。
悪い口コミ
- 洗濯したらTシャツやトレーナーの首元がよれてしまった
- 復刻版のジャケットの合皮部分が数年で剥がれてきて安っぽく見えた
- 全身マックレガーで固めると違和感がある
- おじさんくさくならないようにコーディネートするのが難しい
- デザインが地味でシャツや上着単体だとおしゃれさを感じにくい
耐久性を評価する声がある一方で、一部のアイテムについては劣化が早いという厳しい意見もありました。また、着こなしの難しさを指摘する声も目立ちます。何も考えずに着るとおしゃれに見えないというのは、玄人向けのブランドである証拠かもしれません。
マックレガーがおすすめな人
ここまでの調査を踏まえて、マックレガーはどんな人になら自信を持っておすすめできるのかを整理しました。
流行に左右されない「本物」が好きな人
最新のトレンドを追いかけるよりも、歴史的背景のある服を身に着けたい人には最高です。ジェームズ・ディーンが映画『理由なき反抗』で着用したという事実は、服好きにとっては何物にも代えがたい付加価値です。そういうストーリーを語れる服が欲しい人にはぴったりです。
古着ミックススタイルを楽しめる人
ダサいと言われる原因の一つである野暮ったさは、古着ファッションの文脈では味になります。あえて大きめのサイズを選んでワイドパンツと合わせたり、ストリートファッションに取り入れたりできるセンスのある人なら、マックレガーの魅力を最大限に引き出せます。
長く着られる相棒を探している人
支持層の年齢が高いということは、それだけ長く愛用できるということです。10年、20年と着続けて、自分の体に馴染ませていく過程を楽しめる人にはおすすめです。品質に関する良い口コミが多いのも、その証明と言えるでしょう。
マックレガーがおすすめできない人
逆に、こんな人にはマックレガーはあまりおすすめできません。買ってから後悔しないようにチェックしておいてください。
とにかくトレンド感を重視したい人
マックレガーは良くも悪くも変わらない良さを持つブランドです。毎シーズンの流行を敏感に取り入れたい人や、一目で今っぽいとわかる服が欲しい人には物足りなく感じるでしょう。トレンド最前線のブランドと比べると、どうしてもクラシックな印象が強くなります。
コーディネートを考えるのが面倒な人
ただ着るだけでおしゃれに見える服ではありません。サイズ感や色合わせを間違えると、先ほども触れたように作業着や休日のお父さんになってしまうリスクがあります。鏡の前でバランスを調整するのが億劫な人には、難易度が高いかもしれません。
細身でスタイリッシュな服が好みな人
一部にスリムなラインもありますが、基本的にはアメリカンなゆったりとしたシルエットが特徴です。体にピタッとフィットする服や、モード系の鋭いデザインを好む人には、マックレガーの服は野暮ったく感じられる可能性があります。
マックレガーのおすすめポイント
ネガティブな意見もありましたが、それを補って余りある魅力がマックレガーにはあります。このブランドならではのポイントを紹介します。
映画史に残る伝説的な背景
何と言っても外せないのが、映画やカルチャーとの深い結びつきです。1955年の映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着ていた赤いジャケットは、若者の反骨精神の象徴として世界中で知られています。ただの服ではなく、文化を身にまとうような高揚感は、他のブランドではなかなか味わえません。
機能から生まれた独特のデザイン美
マックレガーの服には、飾りではなく意味のあるディテールがたくさん詰まっています。例えばドリズラージャケットの背中にあるアンブレラヨークという切り替えは、雨が降った時に水滴が下に流れ落ちるように設計されたものです。 また、ポケットの配置やゴム入りのウエストなど、スポーツウェアとして機能性を追求した結果生まれたデザインには、道具としての美しさがあります。
世代を超えて再評価されるヴィンテージ価値
最近では30代や40代に向けた新しいアプローチも始まっており、ブランド自体が進化しています。 さらに、若い世代の間でも古着ブームの影響でマックレガーが見直されています。おじさんの服というイメージを超えて、一周回って新鮮なアイテムとして受け入れられつつあるのです。親子でシェアしたり、古着屋で掘り出し物を探したりする楽しみ方もできます。
マックレガーのおすすめアイテム
最後に、マックレガーを買うならまずはこれをチェックしてほしいという名作アイテムを紹介します。
ドリズラージャケット(スコティッシュ・ドリズラー)
マックレガーの代名詞とも言える薄手のブルゾンです。小雨(ドリズル)の時に羽織る服というのが名前の由来。ゴルフ用として開発されましたが、そのシンプルなデザインは街着としても優秀です。 襟を立てて着こなせば、往年の映画スターのような渋い雰囲気を演出できます。春先や秋口の羽織りものとして一着あると重宝します。
ナイロン・アンチフリーズ
ジェームズ・ディーンが着ていたとされるのが、このアンチフリーズというモデルです。その名の通り、寒さを防ぐためにナイロン素材の内側にボアやフリースが貼られています。 鮮やかな赤が有名ですが、落ち着いた色を選べば現代のファッションにも馴染みやすいです。ダウンジャケットとは一味違う、男らしい防寒アウターを探している人におすすめです。 検索すると登山ブランドのダウンジャケットが出てきてしまうことがありますが、マックレガーのアンチフリーズは襟付きのクラシックなブルゾンタイプですので間違えないようにしてください。
バッジ・ドラゴン(復刻ラインなど)
マックレガーには時代ごとに様々なタグやラインが存在しますが、特に人気なのが過去の名作を現代的に復刻したシリーズです。 ヴィンテージのディテールを忠実に再現しつつ、日本人の体型に合うようにサイズ感が調整されているものも多く、古着特有の野暮ったさが苦手な人でも着こなしやすいのが特徴です。品質にも定評があり、大人のアメカジスタイルを作りたい人には最適です。
まとめ
マックレガーがダサいと言われる理由は、主におじさんっぽいというイメージや、着こなしの難しさにありました。しかし、それは裏を返せば歴史があり、着る人のセンスが試される奥深いブランドだということです。
- ダサいと言われるのは、着こなしが適当だと作業着やお父さんに見えてしまうから
- 品質や耐久性は高く、長く愛用できるという良い口コミが多い
- ジェームズ・ディーンなどのカルチャーが好きな人には最高のブランド
- トレンドを追うよりも、自分らしいスタイルを持ちたい人におすすめ
周りの評判を気にするよりも、この服が持つストーリーや機能美に共感できるかどうかが大切です。しっかりと自分のサイズを選び、自信を持って着こなせば、決してダサいなんてことはありません。
むしろ、流行に流されずにマックレガーを選べる人こそ、本当におしゃれな人だと言えるのではないでしょうか。ぜひあなただけの一着を見つけて、育てていってください。