トナカイのロゴマークで有名なアバクロンビー&フィッチ。アメカジの代表格として一時代を築きましたが、最近はアバクロってダサいの?と気になっている人もいるかもしれません。
かつて爆発的に流行ったからこそ、今着ていると時代遅れに見えるんじゃないかと不安になることもありますよね。そこで本記事では、アバクロがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSや口コミなどの生の声から探ってみました。
実は今、アバクロは驚くべき進化を遂げていて、海外では再び大人気になっているんです。アバクロが欲しいけど周りの目が気になるという人は、ぜひ参考にしてみてください。
アバクロとは?
アバクロンビー&フィッチ、通称アバクロはアメリカ発のカジュアルファッションブランドです。創業は1892年とかなり古く、もともとは高品質なアウトドア用品を扱うお店でした。
その後、ヴィンテージ風の加工や体にフィットするデザイン、そして有名なロゴアイテムで世界的なブームを巻き起こしました。日本でも2000年代に直営店ができる前から並行輸入品が高値で取引されるほどの人気ぶりでしたね。
アバクロがダサいと言われている理由
一時は着ているだけでステータスだったアバクロですが、なぜ今はダサいという声が聞かれるようになったのでしょうか。色々な意見をリサーチしてみると、ブランドそのもののデザインというよりは、日本特有の流行り方やイメージが大きく影響しているようです。
過去のオラオラ系・ギャル男のイメージが強い
日本でアバクロが爆発的に流行った2000年代中頃、このブランドを愛用していた層にいわゆるオラオラ系やギャル男と呼ばれる人たちが多かったことが大きな要因です。
SNSなどの意見を見ても、当時の日焼けした肌に襟を立てたポロシャツ、強烈な香水の匂いといった記憶が強く残っている人が多いようです。特定の派手なグループが着る制服のような状態になってしまったことで、そこに含まれない多くの人たちが敬遠するようになり、そのイメージが今も安っぽい、怖いといったネガティブな印象として残ってしまっているようです。
ピチピチのサイズ感が今の流行と合っていない
アバクロといえば、マッスルフィットと呼ばれる筋肉を強調するようなタイトなシルエットが特徴でした。しかし、近年のファッショントレンドはオーバーサイズやリラックスシルエットが主流です。
そのため、昔のアバクロのような体のラインがはっきり出るピチピチのTシャツやパーカーを着ていると、どうしても一昔前のファッションという印象を与えてしまいます。時代遅れ=ダサいと感じてしまうのは、このシルエットの古さが原因の一つかもしれません。
ロゴの主張が激しすぎる
かつてのアバクロは、胸元に大きくブランド名やロゴが入ったデザインが主流でした。当時はそれがブランドアピールとして機能していましたが、現在はロゴを目立たせないクワイエット・ラグジュアリーや、シンプルなノームコアといったスタイルが好まれる傾向にあります。
そのため、デカデカとロゴが入った服を着ていると、ブランド名をひけらかしているようで恥ずかしい、センスがないと感じる人が増えているようです。特に、昔流行った大きなロゴのアイテムをそのまま着続けていると、アップデートされていない印象を与えがちです。
アバクロの評判・口コミ
では、現在のアバクロに対する実際の評判はどうなのでしょうか。ネット上の口コミやSNSの声を調べてみると、昔のイメージとは異なる新しい評価も見えてきました。
良い口コミ
昔からのファンだけでなく、最近のアバクロを手に取った人たちからは品質やデザインの良さを評価する声が多く挙がっています。
- 生地が厚手でしっかりしていて洗濯してもヨレにくい
- 梱包が丁寧で質問への対応もしっかりしている
- 昔ほどロゴが主張しておらずシンプルで大人でも着やすい
- 裏地の肌触りが良くて着心地が最高
- 他の人と被りにくくなって逆に良い
アバクロ特有のしっかりとした生地感は今も健在で、長く着られるという点では非常に評価が高いです。また、デザインが落ち着いたことで大人のカジュアルウェアとして再評価されています。
悪い口コミ
一方で、昔のアバクロを知っている人や、通販で購入した人からは不満の声もいくつか見られました。
- 昔のデニムに比べて生地が薄くなった気がする
- サイズ感が難しく思ったより大きかったり小さかったりする
- 値段がファストファッションに比べると高い
- まだ昔のチャラいイメージが拭えない
特にサイズ感については、アメリカサイズということもあり通販での失敗談が散見されます。また、昔の重厚なデニムを知っているファンからは、今のストレッチが効いた素材が安っぽく感じられることもあるようです[]。
アバクロがおすすめな人
アバクロは決して終わったブランドではありません。むしろ、ターゲットやスタイルを変えて進化しています。今の時代、どんな人にアバクロがおすすめなのか整理してみました。
人とは違う上質なアメカジを楽しみたい人
ユニクロやZARAなどのファストファッションは便利ですが、どうしても街中で人と被ってしまいます。アバクロは日本での店舗数が限られていることもあり、他の人とは少し違うファッションを楽しみたい人にぴったりです。特にアメカジが好きだけど、古着ではなく新品で清潔感のあるものを着たいという人には最適です。
30代〜40代の大人の休日スタイルを探している人
かつてアバクロを通ってきた世代が、大人になった今こそ似合うブランドに変わってきています。ロゴが控えめで素材が良いアイテムが増えているので、大人が休日にリラックスして着る服としてとても優秀です。安っぽい服は着たくないけれど、ハイブランドは高すぎるという層におすすめです。
最新のトレンドに敏感なZ世代
意外かもしれませんが、実は今、10代や20代前半の若者の間で2000年代ファッション(Y2K)としてアバクロが再注目されています。彼らにとってはアバクロのロゴやデザインが新鮮でエモいものとして映っています。あえてロゴアイテムを取り入れてレトロに着こなすのも、今のトレンド的にはアリなんです。
アバクロがおすすめできない人
一方で、やはりアバクロを選ばない方がいい人もいます。ミスマッチを防ぐためにも確認しておきましょう。
昔のままのスタイルを求めている人
もしあなたが、10年以上前のロゴドンでピチピチなアバクロを求めているなら、今のラインナップには満足できないかもしれません。ブランド自体がヘルシーで多様性のあるスタイルにシフトしているので、昔のオラオラした雰囲気を期待して買うと、デザインやサイズ感の違いに戸惑うことになります。
とにかく安さを求めている人
アバクロは決して安いブランドではありません。Tシャツ1枚でも数千円から1万円近くすることもあります。ワンシーズンで使い捨てるような感覚で服を探している人や、全身を数千円で揃えたいという人には予算的に合わないでしょう。価格よりも品質やブランドの世界観を重視する人向けです。
周囲の目を極端に気にする人
ブランドイメージが回復してきているとはいえ、日本ではまだダサい、古いというイメージを持っている人が一定数いるのは事実です。会社の同僚や友人から何か言われるのが絶対に嫌だ、無難な服を着ていたいという人は、誰からも文句を言われないユニクロなどを選ぶのが無難かもしれません。
アバクロのおすすめポイント
ここからは、今のアバクロならではの魅力やおすすめポイントを紹介します。昔のイメージだけで食わず嫌いするのはもったいない理由があります。
誰にでも合うサイズ展開と着心地
今のアバクロは多様性を重視しており、サイズ展開が非常に豊富です。特にパンツ類は丈の長さやヒップの丸みに合わせたカーブラブというラインなど、様々な体型に合うように作られています。また、ソフトAFというコレクションなど、肌触りの良さを追求したアイテムが多く、一度着ると病みつきになる着心地の良さがあります。
落ち着いたクワイエット・ラグジュアリーへの転換
最近のコレクションは、ロゴを極力排したシンプルなデザインが増えています。ベージュやグレー、ネイビーといった落ち着いた色味が多く、素材の良さで勝負する大人のブランドへと変貌を遂げました。これを着ていれば、ダサいと言われるどころか、洗練された大人のおしゃれに見られるはずです[。
実は経営的にも大復活している注目ブランド
日本ではあまり知られていませんが、実はアメリカでのアバクロは奇跡の復活を遂げています。2023年には株価の上昇率であのNVIDIAをも上回るほどの好調ぶりを見せました。これはブランドのリブランディングが成功し、今の消費者に受け入れられている何よりの証拠です。今アバクロを着ることは、むしろ最先端のトレンドをキャッチしていると言えるかもしれません。
アバクロのおすすめアイテム
最後に、今買うならこれ!というおすすめのアイテムをいくつかピックアップしました。
肌触り抜群のフーディー・パーカー
アバクロといえばやっぱりパーカーです。昔のような硬くて重い生地ではなく、ふんわりと柔らかく、それでいて肉厚な生地感のものが人気です。ロゴも小さめの刺繍や同系色のプリントなど、大人っぽいデザインのものを選ぶのが今の正解です。
形が綺麗なデニム・ジーンズ
アバクロのデニムはシルエットの美しさに定評があります。ストレッチが効いていて動きやすく、日本人の体型でもスタイル良く見せてくれます。特にヴィンテージ加工の色落ちは絶妙で、シンプルなTシャツと合わせるだけで様になります。
オフィスでも使えるニット・セーター
意外と知られていないのがニット類の質の高さです。チクチクしにくい素材が使われており、デザインもシンプルなのでオフィスカジュアルとしても十分通用します。ジャケットのインナーとして着ても着膨れせず、上品な印象を与えてくれます。
まとめ
アバクロがダサいと言われる理由は、過去の特定の人たちが着ていた派手なイメージや、古いサイズ感が原因でした。
しかし現在のアバクロは、そうした過去のイメージを払拭し、質が高くシンプルで、誰にでも似合う洗練されたブランドへと進化しています。実際に購入した人の満足度も高く、海外では再びトレンドの最前線に返り咲いています。
過去のイメージにとらわれず、今の自分に合うアイテムを選べば、アバクロは決してダサいブランドではありません。もし気になっているなら、ぜひ一度新しいアバクロを試してみてください。きっとその着心地の良さと進化に驚くはずです。


