アメカジファッションの王道とも言えるA-2フライトジャケット。男らしい無骨なデザインと、着込むほどに味が出る革の質感は、多くの男性を魅了してきました。
しかし、ネットやSNSを見ていると、A-2はダサいという声を見かけることがあります。これから買おうと思っている人にとっては、かなり気になる意見ですよね。せっかく高いお金を出して買うのに、周りから時代遅れだと思われたくはありません。
そこで本記事では、A-2フライトジャケットがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由を包み隠さず解説します。また、どんな人なら似合うのか、逆におすすめできないのはどんな人なのかも紹介します。A-2が欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
A-2フライトジャケットとは?
A-2フライトジャケットは、1930年代にアメリカ陸軍航空隊で採用されていた夏季用の飛行服です。素材には主に馬革(ホースハイド)が使われていて、風の侵入を防ぐために袖と裾がリブニットになっているのが特徴です。
狭いコックピットの中で座って操縦することを想定して作られているので、着丈が短く、無駄な装飾が一切ありません。この機能美こそが、長年にわたって愛されている理由です。現在でも多くのブランドから復刻モデルが販売されており、ミリタリージャケットの傑作として知られています。
A-2フライトジャケットがダサいと言われている理由
歴史ある名作であるはずのA-2ですが、なぜ一部ではダサいと言われてしまうのでしょうか。SNSや口コミを徹底的にリサーチしてみると、いくつかの共通した理由が見えてきました。
おじさんが着ているイメージが強いから
もっとも多かった意見がこれです。A-2はおじさんが着る服というイメージが定着してしまっているようです。
日本では90年代のアメカジブームでA-2が大流行しました。当時若者だった人たちが、年齢を重ねた今でも愛用しているケースが多いです。そのため、若い世代から見ると、お父さん世代の古い服、休日のユニフォームという印象を持たれがちです。
ファッションは常に更新されていくものですが、昔のスタイルのままアップデートされていない着こなしを見ると、どうしても古臭く、野暮ったく見えてしまうのかもしれません。
着丈が短くてバランスがとりづらい
A-2の最大の特徴であり、最大の難点とも言えるのが着丈の短さです。先ほども触れたように、座った姿勢で作られているため、現代の服に比べると極端に丈が短く設定されています。
今のファッションは、トップスをゆったり着るオーバーサイズが主流です。インナーに着ているTシャツやシャツの裾が、ジャケットから10センチも20センチもはみ出していると、どうしてもだらしない印象を与えてしまいます。このちぐはぐなバランスが、ダサいと言われる大きな要因になっています。
ガチすぎてコスプレに見えてしまう
A-2は軍服としての完成度が高すぎるがゆえに、街中で着るとコスプレ感が出てしまうことがあります。
特に、ワッペンやペイントが派手に入ったモデルや、全身をミリタリーアイテムで固めたスタイルは要注意です。映画の影響を受けたトップガンスタイルのような着こなしは、現代の街中では浮いてしまいがちです。周囲に威圧感を与えてしまったり、頑張りすぎているように見えたりすることで、結果的に引かれてしまうこともあるようです。
A-2フライトジャケットの評判・口コミ
では、実際にA-2フライトジャケットに対する世間の評判はどうなのでしょうか。SNSや掲示板などの一次情報から、良い口コミと悪い口コミを集めて整理しました。
良い口コミ
- 着れば着るほど自分の体に馴染んでくる革の経年変化がたまらない
- 流行に左右されないデザインなので、一生モノとして付き合える
- 羽織るだけで男らしさが上がり、背筋が伸びるような気がする
- Tシャツの上にサラッと着るだけで様になる完成されたデザイン
- メンテナンスをしながら育てていく過程に愛着が湧く
悪い口コミ
- 革が硬すぎて動きにくいし、肩が凝る
- 冬は革が冷たくなるので、防寒性が意外となくて寒い
- 値段が高すぎて手が出しにくいし、維持費もかかる
- 着丈が短いので、中に着る服の合わせ方が本当に難しい
- 重たいので長時間着ていると疲れてしまう
A-2フライトジャケットがおすすめな人
ここまでの内容を踏まえて、A-2フライトジャケットはどんな人におすすめなのかを整理しました。
革を育てるのが好きな人
A-2の醍醐味は、なんといってもエイジングです。最初は板のように硬い馬革が、着込むごとに自分のシワを刻み、柔らかくなっていく過程を楽しめる人には最高の一着になります。不便さを楽しみに変えられる人には、これ以上ない相棒になるはずです。
歴史的な背景や本物を愛する人
ただのファッションアイテムとしてではなく、その背景にある歴史や物語にロマンを感じる人におすすめです。当時の仕様を忠実に再現したディテールや、機能性を追求した設計思想に惹かれるなら、手に入れる価値は十分にあります。
シンプルな男らしいスタイルが好きな人
流行のファッションよりも、ジーンズにTシャツといったシンプルなスタイルを好む人には最適です。飾り気のない無骨なデザインは、男らしさを引き立ててくれます。細身のパンツやスラックスと合わせて、きれいに着こなせる人には特におすすめです。
A-2フライトジャケットがおすすめできない人
逆に、次のような人にはA-2はあまりおすすめできません。買ってから後悔しないように確認しておきましょう。
流行りのビッグシルエットが好きな人
現在はリラックス感のあるゆったりとした服がトレンドですが、A-2は基本的にタイトでショート丈です。流行のシルエットを求めている人や、オーバーサイズの服と合わせたい人には、バランスを取るのが非常に難しく、ストレスになる可能性があります。
楽な着心地を求めている人
最近の服は軽くて暖かく、ストレッチが効いているものが当たり前です。しかしA-2はその真逆を行きます。重くて、硬くて、冬は寒いです。着心地の良さや快適さを最優先にする人にとっては、ただの苦行になってしまうかもしれません。
服の手入れが面倒だと感じる人
本革のジャケットは、定期的なオイルアップやブラッシングなどのメンテナンスが必要です。また、カビが生えないように保管環境にも気を使う必要があります。服は着られればいい、手入れなんて面倒だという人には向いていません。
A-2フライトジャケットのおすすめポイント
いろいろと厳しいことも書きましたが、それでもなおA-2が愛され続けるには理由があります。ここではその魅力を3つのポイントで紹介します。
着込むほどに体になじむ一生モノ
A-2に使われているホースハイドは非常に耐久性が高く、適切な手入れをすれば10年、20年と着続けることができます。新品の時よりも、着込んでボロボロになった時の方がかっこいいと言われる服は、そう多くはありません。自分の人生と共に歩んでくれる服です。
無駄のない機能美と男らしいデザイン
コックピットでの動きやすさを追求して生まれたデザインには、一切の無駄がありません。そのシンプルさゆえに、時代を超えても古びない力強さがあります。男が憧れる普遍的なかっこよさが詰まっています。
どんな時代でも変わらない価値がある
トレンドの服は数年で着られなくなってしまうことがありますが、A-2は誕生から約100年近く形を変えていません。いつの時代に着ても、それがA-2であるというだけで一定の価値と評価を得られます。流行り廃りに流されない強さを持っています。
A-2フライトジャケットのおすすめアイテム
最後に、これからA-2を手に入れたいと考えている人に向けて、間違いのないおすすめブランドを紹介します。
バズリクソンズ (Buzz Rickson’s)
日本の老舗メーカーが手掛けるミリタリーブランドです。当時の資料を徹底的に分析し、本物に近いクオリティで復刻しています。ラインナップも豊富で、自分に合ったモデルが見つかりやすいです。品質と価格のバランスが良く、最初の一着として自信を持っておすすめできます。
ザ・リアルマッコイズ (The Real McCoy’s)
世界最高峰のクオリティを追求する日本のブランドです。革の質、縫製、パーツに至るまで、妥協なきこだわりで作られています。価格は高いですが、その圧倒的な存在感と美しさは他を寄せ付けません。一生モノとして最高級のものを手に入れたい人向けです。
ヒューストン (HOUSTON)
もっと手軽にA-2を楽しみたい人におすすめのブランドです。本格的なディテールを備えつつも、比較的リーズナブルな価格設定になっています。まずはA-2の雰囲気を味わってみたい、ガチガチのヴィンテージ復刻までは求めていないという人にぴったりです。
まとめ
A-2フライトジャケットがダサいと言われる主な理由は、おじさんっぽいイメージや、着丈が短くコーディネートが難しい点にありました。
しかし、それはあくまで着こなしやサイズ感の問題であることが多いです。自分の体型に合ったサイズを選び、現代的なアイテムと合わせることで、大人の男性にしか出せない渋い魅力を演出できます。
流行を追うのではなく、不便ささえも愛し、時間をかけて自分だけの一着を育てていく。そんなスタイルに共感できる人にとって、A-2は最高のパートナーになるはずです。周りの声に惑わされず、自分が本当にかっこいいと思うものを選んでみてください。


