街を歩いていると、VARZAR(バザール)のキャップを被っている人を本当によく見かけるようになりました。K-POPアイドルが被っているあの深めの帽子です。
あんなに人気なら私も欲しいなと思う反面、ネットで検索するとダサいとか、もう時代遅れなんて言葉が出てきて不安になってしまった人もいるのではないでしょうか。せっかく買ったのに、周りから変だと思われたら嫌ですよね。
そこで今回は、なぜバザールのキャップが一部でダサいと言われてしまっているのか、その理由を正直にまとめてみました。良いところも悪いところも包み隠さず解説するので、迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
VARZAR(バザール)とは?
バザールは韓国で生まれたヘッドウェア専門のブランドです。日本で爆発的にヒットしたきっかけは、やっぱりTWICEやBTSといった韓国のアイドルたちが、空港やプライベートで愛用していたことでしょう。
このブランドの最大の特徴は、なんといってもオーバーフィットと呼ばれる形です。普通のキャップよりもつばが長くて、被りが深いんです。これが顔を小さく見せてくれるということで、SNSを中心に一気に火がつきました。
VARZAR(バザール)がダサいと言われている理由
では、そんな大人気のバザールが、なぜ一部の人からダサいとか恥ずかしいと言われてしまうのでしょうか。SNSの声や実際の利用者の口コミを調べてみると、いくつかの理由が見えてきました。ブランドそのものが悪いというよりは、流行りすぎたことによる弊害が大きいようです。
みんなが持ちすぎて量産型に見えるから
一番大きな理由はこれです。街に行けば必ずと言っていいほど、あの銀色のスタッズがついた黒いキャップを見かけますよね。
特に10代から20代の若い女の子たちの間で、流行りのファッションとして制服のように広まってしまいました。そのため、周りと同じ格好をする量産型ファッションの象徴のように見られてしまうことがあります。
人と同じは嫌だとか、個性を大切にしたい人からすると、今さらバザールを被るのはセンスがない、野暮ったいと感じてしまうのかもしれません。
深すぎて不審者っぽく見えるから
バザールのキャップは本当につばが長くて深いです。これは小顔効果やすっぴん隠しには最高なのですが、はたから見ると目元が全く見えません。
普通のカジュアルな場面で、表情が見えないほど深く帽子を被っていると、ちょっと近寄りがたい雰囲気が出てしまいます。SNSでも、深く被りすぎて不審者みたいと言われたとか、自意識過剰に見えるといった辛辣な意見もありました。
バランスよく被らないと、ただ顔を隠している怪しい人になってしまうリスクがあるんです。
ホコリが目立って安っぽく見えるから
これは実際に使っている人なら共感するはずです。一番人気の黒のコットン素材のキャップは、とにかくホコリを吸着します。
空気中のチリや、マフラーの繊維などが付くと、黒い生地の上で白いゴミがすごく目立つんです。手入れをせずにホコリまみれの状態で被っていると、いくら帽子自体がおしゃれでも、どうしても不潔で安っぽい印象を与えてしまいます。
管理ができていない=だらしない、というマイナス評価が、ダサいという言葉に繋がっているようです。
偽物がたくさん出回っているから
悲しいことですが、人気ブランドの宿命として偽物がたくさん売られています。ネット通販サイトでは、定価の半額以下で怪しい商品が並んでいます。
作りが雑な偽物を被っている人を見かけると、本物を知っている人からは、あれ偽物じゃない?と思われてしまうことがあります。ブランドの価値を下げるような粗悪なコピー品の氾濫も、イメージダウンの一因になっています。
VARZAR(バザール)の評判・口コミ
実際にバザールを購入した人たちはどう感じているのでしょうか。良い意見だけでなく、買って後悔したという悪い意見も集めてみました。
良い口コミ
- 本当につばが広くて深いので、被るだけで顔が小さく見えます。エラ張りや丸顔がコンプレックスでしたが、うまく隠せて感動しました。
- すっぴんで出かける時に最高です。眉毛を描いていなくても目元まで隠れるので、近所のコンビニやスーパーに行く時に重宝しています。
- ロゴが刺繍じゃなくて金属のスタッズになっているのが高級感あります。シンプルなTシャツに合わせるだけでも、なんとなくおしゃれに見えます。
- 日本人の頭の形に合っている気がします。他の海外ブランドだと浅くて浮いてしまうことが多かったのですが、これはしっかり被れて安心感があります。
- 日除け効果がすごいです。つばが長いので日傘がいらないくらい顔に影ができます。夏場は手放せません。
悪い口コミ
- 黒を買いましたが、ホコリがつきすぎてストレスです。出かける前にコロコロをしても、帰ってくる頃には白くなっています。ズボラな私には向きませんでした。
- 深すぎて視界が悪いです。前が見にくいので、歩く時に顎を上げないといけません。自転車に乗る時は危ないので被れないです。
- 耳に当たって痛いです。深く被ろうとすると耳の付け根にキャップの縁が当たってしまい、長時間つけていると頭痛がしてきました。マスクやメガネとの相性も悪いです。
- 生地が思ったより薄くて、洗濯したら型崩れしてしまいました。手洗い推奨ですが、扱いには注意が必要です。
VARZAR(バザール)がおすすめな人
ダサいという意見もありますが、それでもバザールは優秀なアイテムです。特にこんな人には自信を持っておすすめできます。
顔の大きさが気になっている人
今まで帽子が似合わないと諦めていた人にこそ試してほしいです。バザールのオーバーフィットな形は、物理的に顔の見える面積を減らしてくれます。面長さんや顔の余白が気になる人にとっては、救世主のような存在になるはずです。
忙しいママや朝の時間を短縮したい人
メイクをする時間がないけれど、ボサボサの髪や寝起き顔を人に見られたくない。そんな時にバザールは最強の武器になります。深く被るだけですぐに外出できるスタイルが完成するので、ゴミ出しや子供の送迎など、日常のちょっとした場面で大活躍します。
韓国ファッションが好きな人
やっぱりK-POPアイドルのようなスタイルに憧れるなら、バザールは外せません。オーバーサイズのパーカーやスウェットに合わせて被れば、それだけで現地のトレンドっぽい雰囲気が出せます。推しとお揃いにしたいという気持ちも、ファッションを楽しむ大事な要素です。
VARZAR(バザール)がおすすめできない人
逆に、こういうタイプの人にはバザールは合わないかもしれません。
人と同じものが嫌いな人
街中で同じ帽子を被っている人とすれ違うのが気まずい、という人にはおすすめできません。今は本当に人気があるので、どうしても他人と被ります。自分だけの個性を大切にしたいなら、まだあまり知られていないブランドを探したほうがいいでしょう。
こまめな手入れが面倒な人
先ほどもお伝えしましたが、特に黒のコットンキャップはホコリとの戦いです。出かける前のコロコロが面倒くさい、帽子は脱ぎ捨てておきたいという人は、すぐにホコリまみれになってしまいます。それが嫌なら、ホコリが目立ちにくいベージュを選ぶか、素材違いを選ぶ必要があります。
視界の良さを重視する人
運転をする人や、スポーツ観戦などで広い視界が必要な場面には向きません。つばが長すぎて上の方が見えにくくなるので、実用性重視で選ぶと失敗したと感じるかもしれません。
VARZAR(バザール)のおすすめポイント
いろいろ言われていますが、バザールには他にはない魅力がたくさんあります。
日本人の頭に合う形
欧米のブランドの帽子は、欧米人の頭の形に合わせて作られているので、ハチが張っている日本人が被ると浮いてしまうことがよくあります。でもバザールは同じアジアのブランドなので、日本人の頭の形にもしっくりくる深さで作られています。帽子難民だった人が最後にたどり着くのがバザールだったりします。
金具が高見えする
安っぽいプリントではなく、金属のスタッズやバックルを使っているのがポイントです。これが光に当たるとキラッとして、アクセサリーのような役割を果たしてくれます。数千円で買える帽子ですが、値段以上に高く見えるので、大人の女性が被っても子供っぽくなりません。
サイズ調整がしやすい
後ろのアジャスターでかなり幅広くサイズ調整ができます。頭が小さい人から大きい人まで対応しているので、ネットで買ってもサイズ失敗のリスクが少ないです。カップルや夫婦で共有して使っている人も多いですよ。
VARZAR(バザール)のおすすめアイテム
最後に、これからバザールを買うならこれを選べば間違いないというアイテムを紹介します。
スタッドロゴ オーバーフィット ボールキャップ
一番売れている定番モデルです。初めて買うならこれが安心でしょう。
496という品番はゴールドのスタッズ、563という品番はシルバーのスタッズがついています。普段ゴールドのアクセサリーを付ける人は496、シルバー派の人は563を選ぶとコーディネートがまとまります。
モノグラム ソフト オーバーフィット ボールキャップ
スタッズのギラギラ感が苦手な人には、ロゴが刺繍になっているこちらのタイプがおすすめです。
生地も少し柔らかくて頭に馴染みやすいです。デザインが落ち着いているので、よりナチュラルな雰囲気で被れます。
3D モノグラムロゴ キャップ
もっとストリートっぽい雰囲気が好きなら、大きな立体刺繍が入ったこのモデルがいいでしょう。存在感があるので、シンプルな服のアクセントになります。
まとめ
バザールのキャップがダサいと言われるのは、決してデザインが悪いからではありません。あまりにも流行りすぎて量産型に見えてしまったり、ホコリの手入れをサボって不潔に見えたりすることが主な原因です。
しっかりと手入れをして、きれいに被りこなせば、小顔効果も抜群でとても優秀なアイテムです。終わったコンテンツなんてことはありません。
周りの声はあまり気にせず、自分のライフスタイルに合うならぜひ取り入れてみてください。特に、顔を小さく見せたい、すっぴん隠しに使いたいという目的がある人にとっては、これ以上ない相棒になってくれるはずです。


