オールドコーチがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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最近、街やSNSでよく見かけるようになったオールドコーチ。 上質なレザーとシンプルなデザインが魅力的で、古着好きだけでなくファッション感度の高い人たちの間でも人気が再燃していますね。

でも、いざ買おうかなと思って調べてみると、検索候補にダサいなんて言葉が出てきてドキッとしたことはありませんか。 せっかく買うなら、周りからセンスがないなんて思われたくないですし、安っぽい買い物はしたくないものです。

そこで本記事では、オールドコーチがなぜダサいと言われてしまうのか、そのリアルな理由と、本当におすすめできる人・できない人を徹底的に解説します。 オールドコーチが欲しいけど、もしかして時代遅れ?と不安な人はぜひ参考にしてください。

目次

オールドコーチとは?

オールドコーチというのは、主に1990年代まで(一部2000年代初頭まで)に製造されたコーチのヴィンテージバッグのことを指します。 今のコーチといえば、ブランドのロゴであるCマークが全面に入ったシグネチャー柄を思い浮かべる人も多いかもしれません。

でも昔のコーチは全然違うんです。 野球のグローブに使われるグラブタンレザーという分厚くて丈夫な革を使っていて、ロゴも控えめでかなりシンプルな作りになっています。 使えば使うほど味が出る、まさに一生モノと呼べるようなアイテムなんですよ。

オールドコーチがダサいと言われている理由

それほど質の良いバッグなのに、なぜ一部ではダサいとか野暮ったいなんて言われてしまうのでしょうか。 SNSや口コミを徹底的に調べてみると、単なるデザインの好みだけではない、オールドコーチ特有の切実な理由が見えてきました。

おばあちゃんのタンスの匂いがするから

これはデザイン以前の致命的な問題なのですが、実はダサいと言われる最大の原因は匂いにあることが多いんです。 30年以上前の革製品なので、前の持ち主の保管状況によってはカビ臭かったり、古着特有の独特な古臭い匂いが染み付いていたりします。

せっかくおしゃれをしていても、すれ違いざまにプンプンとカビの匂いがしたら、清潔感がなくてダサいと思われてしまいますよね。 フリマアプリで安く買ったはいいものの、部屋中に充満するほどの悪臭で結局捨ててしまったという悲しい声も少なくありません。 見た目だけでなく、この衛生面でのリスクがネガティブな評価に繋がっています。

変なリペア品が安っぽくてビニールみたいだから

ネットで探していると、やけに色が鮮やかでピカピカしたオールドコーチを見かけませんか。 実はこれ、業者がボロボロのバッグの上から塗料を厚塗りしてきれいに見せているリカラー品である可能性が高いんです。

本来のオールドコーチは革の毛穴が見えるような自然な風合いが魅力なのですが、塗料で塗りつぶされると、まるでビニールのような安っぽい質感になってしまいます。 これを持っていると、見る人が見ればすぐに違和感に気づきますし、なにより使っているうちに塗装が割れてきて見るも無惨な姿になることも。 こういう不自然な加工品が出回っていることが、ブランド全体の品格を下げてしまっているんです。

今のコーチのアウトレット品のイメージが強いから

コーチというブランド自体が、アウトレットモールで常に安売りされているイメージを持たれていることも影響しています。 2000年代以降、コーチはアウトレット専用の商品を大量に生産して販売するようになりました。

オールドコーチ自体はその前の時代の高品質なものなのですが、詳しくない人からすれば、全部ひっくるめて安売りブランドの古いバッグに見えてしまうことがあるんです。 あそこのブランドは誰でも持ってるし安っぽいよねという偏見が、名作であるオールドコーチにまで飛び火している状況と言えるでしょう。

重くて使いにくい機能性が時代遅れだから

最近のバッグは軽くて機能的なものが主流ですが、オールドコーチはその真逆を行っています。 分厚い一枚革を使っているため、何も入れていない状態でも1kg近くあったりします。 さらに、見た目を重視してストラップが細いモデルが多く、荷物を入れると肩に食い込んで痛くなるという声もよく聞きます。

重くて肩が凝るバッグを無理して持っている姿は、スマートさを重視する現代の感覚からすると、ちょっと時代遅れで野暮ったく見えてしまうのかもしれません。 ターンロックの金具も、いちいち開け閉めするのが面倒だという意見もあり、この不便さがダサいと感じさせる一因になっています。

オールドコーチの評判・口コミ

では実際に使っている人たちはどう感じているのでしょうか。 良い意見も悪い意見も、忖度なしで生の声をまとめてみました。

良い口コミ

  • 革の質感がとにかく最高で、触っているだけで幸せな気分になります
  • どんな服にも合わせやすいシンプルさがお気に入りです
  • 今のブランドバッグは高すぎて買えないけど、これなら1万円台で買えるのでコスパ最強です
  • 使い込むほどに艶が出てきて、自分だけのバッグに育っていくのが楽しいです
  • ロゴが主張しないので、いやらしくなく上品に見えます

悪い口コミ

  • ネットで買ったらカビの匂いが強烈で、何度洗っても取れなくて泣く泣く手放しました
  • やっぱり重いです。長時間のお出かけには持っていけません
  • ストラップが細すぎて肩が痛くなるので、別の太いベルトに変えて使っています
  • 中が仕切られているタイプは、意外と荷物が入らなくて不便です
  • フリマサイトで買ったら偽物っぽいのが届いてガッカリしました

オールドコーチがおすすめな人

ここまでの話をふまえて、オールドコーチはどんな人にぴったりなのかを整理しました。

クワイエット・ラグジュアリーを楽しみたい人

最近流行りの、ロゴで主張しない控えめな贅沢、いわゆるクワイエット・ラグジュアリーなスタイルが好きな人にはドンピシャです。 金具は真鍮で、革は肉厚。 ブランド名をひけらかすことなく、質の良さで勝負できるので、大人の余裕を演出できます。

革のお手入れそのものを楽しめる人

古いものなので、どうしても乾燥していたり傷があったりします。 それを欠点と捉えず、自分でクリームを塗って保湿したり、丁寧にブラッシングしたりする時間を楽しめる人には最高の相棒になります。 手をかければかけるほど美しく蘇るので、育てる楽しみを知っている人におすすめです。

質の良いものを安く手に入れたい賢い人

今のハイブランドで、これと同じレベルのフルグレインレザーのバッグを買おうとしたら、数十万円は覚悟しないといけません。 それが状態を見極めれば1〜2万円で手に入るわけですから、ブランドのネームバリューより実質的な品質を重視する人にとっては、これ以上ない選択肢と言えます。

オールドコーチがおすすめできない人

逆に、こういう人は買わない方がいいかもしれません。 後悔しないようにチェックしてみてください。

重いバッグが絶対に無理な人

肩こりがひどい人や、普段ナイロンの軽いバッグに慣れている人には苦行になる可能性があります。 デザインが好きでも、重くて結局クローゼットの肥やしになってしまっては意味がありません。 修行だと思って持てる覚悟がないなら、避けた方が無難です。

潔癖症で匂いに敏感な人

ヴィンテージ品である以上、どうしても特有の生活臭や古着屋の匂いはついてまわります。 クリーニング済みと書かれていても、匂いの感じ方は人それぞれです。 他人が使っていたものの痕跡が生理的に受け付けないという人は、現行の新品を買うことを強くおすすめします。

偽物を掴まされるのが怖い人

残念ながらオールドコーチにも偽物は存在します。 また、リカラーされた粗悪品もたくさん出回っています。 自分で本物かどうか見極める自信がない、あるいは信頼できる古着屋さんを知らないという場合は、ネットでの購入はリスクが高いかもしれません。

オールドコーチのおすすめポイント

いろいろネガティブなことも言いましたが、それでもやっぱりオールドコーチは魅力的です。 その理由を改めて紹介します。

野球グローブ由来の頑丈すぎるレザー

オールドコーチに使われているグラブタンレザーは、もともと野球のグローブを参考に開発されたものです。 だからとにかく頑丈なんです。 多少の傷なら指で擦れば消えますし、何十年経ってもへこたれません。 親から子へ受け継げるレベルの耐久性は、今のファストファッションにはない本物の価値です。

歴史を感じるMade in USA

特に人気なのが、アメリカ製(Made in USA)の刻印が入ったモデルです。 1990年代以前の職人が手作りしていた時代の空気感をまとっていて、持っているだけで気分が上がります。 さらに古い年代のものだとNYC(ニューヨーク)の刻印が入っていて、これはコレクターの間でも一目置かれる存在です。 こういう背景にあるストーリーも、ファッションの一部として楽しめますよね。

どんなファッションにも馴染む普遍性

余計な装飾がないので、カジュアルなデニムスタイルから、ちょっときれいめなワンピース、さらにはビジネススーツまで、驚くほど何にでも合います。 トレンドに左右されないデザインなので、今年買って来年使えなくなるなんてこともありません。 一つ持っておくと本当に重宝しますよ。

オールドコーチのおすすめアイテム

最後に、これを選べば間違いないという代表的なモデルをいくつか紹介します。

ウィリス(Willis)

オールドコーチといえばこれ、というくらい有名なモデルです。 ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使える2WAYタイプで、クラシックな見た目が本当にかわいいんです。 ただ人気すぎて人と被ることもあるのが玉に瑕かもしれません。

コートバッグ(Court Bag)

こちらは底に鋲がついていてマチがしっかりあるタイプです。 コロンとした四角いフォルムが女性らしくて人気があります。 収納力もそこそこで、見た目と実用性のバランスが良い優等生ですね。

ステーションバッグ(Station Bag)

ウィリスよりも少し薄型で、よりビジネス寄りな雰囲気のモデルです。 トップハンドルが金具で倒れるようになっているので、ショルダーで持つときもスッキリ見えます。 仕事用としても使いたい人にはこちらがおすすめです。

まとめ

オールドコーチがダサいと言われる理由は、主に状態の悪いものが安っぽく見えたり、重さや匂いといったヴィンテージ特有のデメリットにありました。 決してデザインそのものが悪いわけではありません。

むしろ、状態の良いものを正しく選んで、きれいにお手入れして持てば、今の時代にこそ映える洗練されたアイテムになります。

周りの声に惑わされず、この重さや手間さえも愛おしいと思えるなら、オールドコーチはあなたにとって最高の一生モノになるはずです。 ぜひ、あなただけの素敵な一点物を探してみてくださいね。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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