ラファイエットがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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神奈川を拠点に20年の歴史を持つストリートブランドLFYT(エルエフワイティー)は、ニューヨークのブルックリンカルチャー をコンセプトに、ルーズなシルエットのウェアが人気を集めています。Tシャツやパーカーを中心に、コアなストリートファンから支持されてきました。   

しかし、そのルーツが確固たるものであるからこそ、一部では「LFYTはダサい」「デザインが時代遅れで終わっている」といった厳しい声も聞かれます。

そこで本記事では、LFYTがダサいと言われる具体的な理由と、それでもブランドを楽しめる人、避けるべき人を解説します。LFYTが欲しいけれど、もしかして野暮ったい?と不安な人はぜひ参考にしてください。

目次

LFYT(ラファイエット)とは?

LFYTは、2003年に神奈川県で誕生したドメスティックストリートブランドです 。   

ブランド名が示すように、アメリカの「Lafayette Street」からインスピレーションを受け、特にブルックリンをはじめとするニューヨークのストリートカルチャー をコンセプトの核としています。   

長年にわたりHip-Hopカルチャーとの繋がりを大切にしており、その確固たる歴史とルーツはストリートファッション愛好家の間で高く評価されています。2023年にはブランド設立20周年を迎え、老舗としての地位を確立しています 。   

ルーズなシルエット、主張の強いグラフィックやセンターロゴ をあしらったアイテムが多く、昔ながらのストリートスタイルを好む層に強くアピールしています。   

LFYTがダサいと言われている理由

LFYTは老舗ブランドとして独自の地位を築いていますが、なぜ今「ダサい」あるいは「終わった」とまで言われるのでしょうか。それは、時代の変化とブランドの戦略的なミスマッチが原因かもしれません。

どのブランドにも当てはまる理由ではなく、LFYT特有の事情を見ていきましょう。

B系ファッションのイメージが抜けず時代遅れに見える

LFYTが最も強く批判される理由の一つが、そのデザインが「時代遅れ」に見えることです。

ブランドのルーツは2000年代初頭のB系やHip-Hopカルチャー に深く根ざしています。当時のトレンドを色濃く反映した太すぎるシルエットや、主張の強いグラフィック、センターロゴの使用 は、ブランドのアイデンティティそのものです。   

しかし、現代のストリートファッションは、ラグジュアリーブランドとの融合が進み、クリーンでミニマルなデザインへと移行しています。過度な装飾や野暮ったいシルエットは避けられ、洗練されたスタイルが主流です。

こうした新しいトレンドを追う若年層にとって、LFYTの旧態依然としたスタイルは、純粋に「過去の遺物」「センスがない」と見られてしまうのかもしれません。

価格設定が低く安っぽく感じてしまう

ストリートブランドのTシャツやパーカーは、単なる衣料品ではなく、ブランドの価値を示す「ステータスシンボル」としての側面も持ちます。その価値は価格によって担保されることが多いものです。

LFYTのコアアイテムの価格設定は、市場の中で極めて低い水準にあります。例えば、ブランドの象徴的なパーカーでも税込で5,767円から8,100円程度で販売されていることがあります 。   

これは、ハイエンドなストリートブランドと比較するとかなり安価です。

さらに、ECサイトでは定価から20%や30%オフの割引販売が頻繁に行われています 。   

ストリートブランドがシーズン中に恒常的に割引を行うことは、消費者に対して「安っぽい」「売れ残り」というイメージを定着させてしまいます。この低価格戦略が、ブランドのステータス性を根本から損ない、「恥ずかしい」ほどにプレミアム性が失われていると評価される原因となっています。

グローバルコンセプトとローカル活動のミスマッチが否めない

LFYTはニューヨークのブルックリンのストリート を核とするグローバルな視点を掲げています。   

ところが、実際のプロモーション活動を見てみると、その拠点は神奈川県であり、イベントは横浜ビブレのルーフトップパーク といった地域密着型の商業施設で展開されています。   

20周年を記念したイベントでは、著名なミュージシャンやYouTuberが来店しましたが、その客層やコンテンツは主に30代後半以降の古参ファンに向けた「囲い込み」戦略のように見えます 。   

グローバルなブランドイメージと、日本の地方都市における「お祭り感」のあるローカライゼーションのギャップが、「ローカルブランドの域を出ていない」「コンセプト倒れで終わった」という批判を生み、「着用が恥ずかしい」という評価につながっている可能性もあります。

LFYTの評判・口コミ

LFYTのアイテムを実際に購入したり、ブランドの存在を知っている人々の口コミには、ブランドの特徴が色濃く反映されています。

ここでは、SNSやYouTubeなどで見られる実際の声を、良い点と悪い点に分けてご紹介します。

良い口コミ

  • デザインがオールドスクールで懐かしい    
  • 長年のファンなので、ブランドの歴史やルーツに信頼感がある    
  • パーカーが7,000円くらいで買えて、ストリートブランドにしてはコスパが良い    
  • セレクトショップとしてLiberaidersやCarhartt など、好きなブランドと一緒に見られるのが便利   
  • B系ファッションを今でも楽しみたい人には最高のブランド

悪い口コミ

  • デザインが古く、特にセンターロゴやフォントが野暮ったい    
  • 頻繁に割引されているので、定価で買うのが馬鹿らしく感じる    
  • 流行の最先端ではないので、着ていると「時代遅れ」に見える    
  • 若い世代の間で全く話題になっておらず、「終わった」ブランド扱いされている    
  • コンセプトのブルックリン感と、実際の横浜のイベント とのギャップが恥ずかしい   

LFYTがおすすめな人

これまでのネガティブな評判も踏まえた上で、LFYTを心からおすすめできるのは、特定の価値観を持つ人たちです。LFYTの確固たるルーツやスタイルは、万人受けはしないものの、特定の層にとってはかけがえのない魅力となります。

オールドスクールなHip-Hopスタイルが好きな人

LFYTは、2000年代初頭のB系 やオールドスクールなHip-Hopスタイルという確固たるルーツを今も守り続けています。   

現代のクリーンなストリートファッションに飽き足らず、ルーズなシルエットや主張の強いグラフィックこそがストリートだという哲学を持つ人には、LFYTのアイテムはまさに王道であり、欠かせない存在になるでしょう。

価格を重視してストリートファッションを楽しみたい人

ブランドのステータス性よりも、デザインと価格のバランスを重視したい人にもLFYTはおすすめです。

パーカーが7,000円前後 という価格帯は、ストリートブランドとしては破格です。長袖Tシャツも11,500円前後 で手に入ることが多く、頻繁な割引を利用すればさらに安く購入できます 。   

「高いお金を出さなくても、しっかりとしたストリートの雰囲気を取り入れたい」という人に最適なブランドです。

ブランドの歴史やローカルなコミュニティを大切にする人

LFYTは20周年を迎え、神奈川というローカルな地域に根ざしながら活動を続けています 。   

ブランドが持つ歴史や、特定のコミュニティとの繋がりをファッションの一部として捉えたい人、あるいは横浜などのローカルカルチャーを愛する人にとって、LFYTは単なる服ではなく、愛着の持てるアイコンとなり得ます。

LFYTがおすすめできない人

どんなにルーツのしっかりしたブランドでも、好みや現在のトレンドに合わない人は一定数存在します。特に、LFYTが強く批判される「ダサい」と感じる層は、以下の特徴を持っていることが多いかもしれません。

流行最先端のクリーンなストリートスタイルを求める人

もしあなたが、アー・ペー・セー などに代表されるような、ミニマルで洗練されたハイエンドなストリートスタイルを求めているなら、LFYTはおすすめできません。   

LFYTのデザインは、現代のトレンドとは方向性が大きく異なります。過度なロゴ使いや野暮ったいシルエットが「センスがない」と感じるなら、ブランドが持つ「時代遅れ」のイメージを払拭するのは難しいかもしれません。

ブランドのステータス性や希少性を重視する人

ストリートウェアを着ることで「人と差をつけたい」「ブランドの格の高さを表現したい」と考える人には、LFYTは不向きです。

前述したように、LFYTはパーカーが7,000円前後 と安価であり、さらに頻繁に割引が行われています 。この価格戦略は、ブランドのステータスシンボルとしての価値を意図せず下げてしまっているため、「安っぽい」「恥ずかしい」という評価につながりやすいのです。   

他のブランドも併せて検討したい人

LFYTはセレクトショップとして機能しており、オリジナル商品だけでなく、LiberaidersやCarhartt などの人気ブランドも同時に扱っています。   

これは利便性が高い一方で、購入を検討している人が「どうせなら品質やデザインに定評のあるCarharttの方を買おう」と判断する可能性もあります。ブランド独自の魅力にこだわり、他のブランドと被りたくないという人は、LFYTのオリジナルアイテムが他社ブランドの集客力に頼っている状況を好まないかもしれません。

LFYTのおすすめポイント

ネガティブな意見がある一方で、LFYTが長年ストリートシーンで生き残ってきたのには理由があります。その確かな魅力と、他のブランドにはない強みを確認しておきましょう。

確固たるルーツと20年のレガシー

LFYTの最大の魅力は、そのブレないアイデンティティと20年の歴史 です。   

流行に流されやすいストリートファッションの世界で、2000年代のB系カルチャー をルーツに持ち、今なおそれを追求し続けているブランドは貴重です。多くのブランドが流行に合わせてデザインを変化させる中で、LFYTは「古き良きストリート」のスタイルを求めるファンにとっての「聖地」のような存在であり続けています。   

手に取りやすい価格帯と豊富なバリエーション

LFYTのアイテムは、比較的安価で手に入りやすい点も大きな魅力です。

パーカーやTシャツといったコアアイテムの価格帯が抑えられているため 、ストリートファッション初心者でも気軽に挑戦できます。   

また、頻繁な割引 はブランドイメージを損なう要因かもしれませんが、消費者にとっては「お得に購入できるチャンス」です。価格の敷居が低いことで、幅広い層がストリートスタイルを楽しめるようになっています。   

人気ブランドとオリジナルアイテムを同時に見られる利便性

LFYTのオンラインストアや一部店舗では、オリジナルアイテムと同時に、LiberaidersやCarhartt、ACAPULCO GOLD といった人気の国内外ストリートブランドのアイテムもセレクトショップとして取り扱っています。   

一つの場所で複数のブランドを比較検討できる利便性は、特にストリートファッション好きにとっては大きなメリットです。自分の好きなブランドを探しながら、LFYTのオリジナルアイテムもチェックできるのは嬉しいポイントです。

LFYTのおすすめアイテム

LFYTのラインナップの中で、特にブランドの個性が光るおすすめのアイテムカテゴリをご紹介します。

定番のフーディーと長袖Tシャツ

LFYTの核となるのが、ブランドロゴやグラフィックをあしらったフーディーと長袖Tシャツです。

特にフーディーは、ルーズなシルエットとセンターロゴのデザイン が特徴で、ブランドのアイデンティティを最も強く体現しています。価格は7,000円前後から と手頃なので、まずこの定番アイテムから試してみるのがおすすめです。   

長袖Tシャツも同様にバリエーションが豊富で、価格は11,500円前後 です。割引価格で販売されていることが多いので、ECサイトをこまめにチェックしてみましょう 。   

地域性を反映したコラボレーションアイテム

LFYTは、ブランドの拠点である神奈川や横浜 といった地域に根ざしたコラボレーションアイテムを頻繁に展開しています。   

横浜ビブレでのイベント など、特定の場所やアーティストと連携して作られるアイテムは、ブランドのローカルな側面を楽しめるのが特徴です。こうした地域限定のコラボレーションは、一般的なアイテムとは異なり、希少性や物語性を楽しむことができるでしょう。   

アクセサリーや小物アイテム

主張の強いグラフィックアイテムが苦手な人でも、LFYTのコンセプトを取り入れやすいのがアクセサリーや小物類です。

例えば、ボクサーブリーフ などのアンダーウェアは、外からは見えない部分でブランドのこだわりを楽しむことができます。小物であれば、全身のコーディネートに影響を与えずに、気軽にストリートの雰囲気を取り入れることができるのでおすすめです。   

まとめ

LFYTが「ダサい」と言われる主な理由は、2000年代のB系ファッションに固執したデザインが現代のトレンドから「時代遅れ」と見なされていること、そして安価な価格設定と頻繁な割引が「安っぽい」イメージを定着させている点にあります 。グローバルを掲げながらローカルな活動に終始している点も「恥ずかしい」という批判につながっています 。   

しかし、そのネガティブな評価の裏側には、20年の歴史と、ブレないHip-Hopカルチャーへのリスペクト という確かな魅力が存在します。   

LFYTは、流行を追う人にはおすすめできませんが、オールドスクールなストリートスタイルを愛する人、そしてコスパ良くルーツのしっかりしたブランドを楽しみたい人には最適な選択肢となるでしょう。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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