鮮やかな色合いで足元の主役になってくれるオレンジのスニーカーですが、購入していざ履いてみるとコーディネートが難しく感じることもあるアイテムです。
ネット上ではオレンジのスニーカーはダサいという声もちらほら聞こえてきます。そこで本記事では、オレンジのスニーカーがダサいと言われる理由とおすすめできる人、できない人を解説します。
オレンジのスニーカーが欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
オレンジのスニーカーとは?
ファッションにおいてオレンジという色は、エネルギッシュで活発な印象を与えるビタミンカラーです。スニーカーにおいては、ナイキのダンクやエアジョーダンといったストリートブランドでよく採用される人気色でもあります。また、ニューバランスなどのクラシックなブランドでも、錆びたような渋いオレンジ色が採用されることがあり、足元のアクセントとして長年愛されているアイテムです。
オレンジのスニーカーがダサいと言われている理由
一部のファッショニスタからは熱狂的に支持されている一方で、一般的にはダサい、合わせにくいという評価も少なくありません。なぜそのように言われてしまうのか、具体的な理由を調べてみました。
工事現場のカラーコーンに見えてしまう
これが一番の理由かもしれません。オレンジの中でも特に蛍光色に近い鮮やかなものは、工事現場にあるカラーコーンや安全ベストを連想させてしまいます。街中で履いていると、視認性が高すぎて足元だけが浮いてしまい、おしゃれというよりも注意喚起のための装備に見えてしまうことがあるようです。落ち着いた色味の服に合わせると、余計にその異物感が際立ってしまい、野暮ったい印象を与えてしまいます。
素材によっては安っぽく子供のおもちゃに見える
スニーカーの素材とオレンジ色は、相性によってはチープに見えてしまうことがあります。特に安価なレザーや光沢のあるビニール素材の場合、オレンジ色が妙にテカテカとしてしまい、まるで子供向けの戦隊モノのおもちゃのような質感になってしまいます。大人の男性が履くには少し幼稚で、安っぽい印象を持たれてしまうことが、ダサいと言われる原因の一つです。
読売ジャイアンツの応援グッズと勘違いされる
これは日本特有の理由ですが、黒とオレンジの組み合わせはプロ野球の読売ジャイアンツを強く連想させます。実際に黒ベースにオレンジのロゴが入ったスニーカーを履いていると、今日はドームに行くの?と聞かれたり、野球ファンだと思われたりすることがあります。ファッションとして取り入れているのに、特定の球団の応援グッズに見えてしまうのは、おしゃれを目指す上では少し恥ずかしいポイントかもしれません。
オレンジのスニーカーの評判・口コミ
実際にオレンジのスニーカーを購入した人や、街で見かけた人の声を整理してみました。良い意見もあれば、やはり厳しい意見もあるようです。
良い口コミ
- シンプルな服の時に履くと一気におしゃれに見える
- 履いているだけで元気がもらえるしテンションが上がる
- みんなが白や黒ばかり履いている中で個性を出せるのがいい
- デニムとの相性が最高でアメカジ好きにはたまらない
- 秋の紅葉シーズンや夏のアクティブなシーンにすごく映える
悪い口コミ
- ネットで見た時は良かったけど実際に履くと派手すぎて恥ずかしい
- 服を選びすぎるので結局あまり履かずに下駄箱に眠っている
- レザーのシワ部分が目立ってすぐにボロく見えてしまう
- 彼女に工事現場の人みたいと言われてショックだった
- 若作りしているように見られないか不安になる
オレンジのスニーカーがおすすめな人
ダサいと言われる理由もありますが、うまく履きこなせればこれほど頼もしいアイテムはありません。オレンジのスニーカーはどのような人におすすめなのか、3つのポイントで分けてみました。
量産型ファッションから脱却したい人
最近は街を歩くと、みんなが同じような白黒のスニーカーを履いています。特にパンダカラーと呼ばれる白黒のダンクは人気がありすぎて、量産型やNPCなどと揶揄されることもあります。そんな中であえてオレンジを選ぶことは、流行に流されず自分のスタイルを持っていることの証明になります。人と同じが嫌で、自分らしさを表現したい人には特におすすめです。
アメカジや古着スタイルが好きな人
普段からデニムやチノパン、カーゴパンツなどをよく履く人には、オレンジのスニーカーは最高の相棒になります。実はオレンジと青は補色といって、互いを引き立て合う相性の良い色です。そのため、色落ちしたブルーデニムにオレンジのスニーカーを合わせるだけで、計算されたおしゃれなコーディネートが完成します。古着のような少しあせた色合いの服が好きな人なら、間違いなく似合います。
シンプルな服が多く足元で遊びたい人
普段は白Tシャツや黒のパンツなど、無難でシンプルな服ばかり選んでしまうという人にもおすすめです。服がシンプルであればあるほど、足元のオレンジが良いアクセントになります。服で色を使うのは勇気がいりますが、靴なら面積も小さいので挑戦しやすいです。全身が地味になりがちな人の差し色アイテムとして、オレンジのスニーカーは非常に優秀です。
オレンジのスニーカーがおすすめできない人
どんなにおしゃれなアイテムでも、向き不向きはあります。オレンジのスニーカーをおすすめできないのは以下のような人です。
全身黒のモード系や細身のスキニーばかり履く人
全身を黒で統一し、足元だけオレンジにするスタイルは、難易度が非常に高いです。特にピタッとした黒のスキニーパンツにボリュームのあるオレンジスニーカーを合わせると、足だけが大きく見えてしまい、ミッキーマウスのようなシルエットになってしまいます。全体のバランスを取るのが難しいので、細身の黒パンツがメインの人にはあまりおすすめできません。
目立つことが苦手で無難を選びたい人
オレンジのスニーカーは、良くも悪くも人の視線を集めます。友人や同僚から、派手だねとか、すごい色の靴だねと突っ込まれることは避けられません。そういった注目を浴びるのが苦手で、街に溶け込みたいと考えている人にはストレスになる可能性があります。無難にやり過ごしたい日は選ばない方が良いでしょう。
一足で全てのシーンを回したい人
靴はあまり持ちたくないし、仕事も遊びも一足で済ませたいという人には向きません。オレンジのスニーカーはTPOを選びます。少しフォーマルな場や、落ち着いたデートの場では浮いてしまうこともあります。汎用性の高さという点では白やグレーには勝てないので、万能な靴を探している人は避けた方が良いです。
オレンジのスニーカーのおすすめポイント
ここで、オレンジのスニーカーの魅力を再確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。
履くだけで気分が上がるビタミンカラー
服や靴は、着ている本人の気分に大きく影響します。オレンジは暖かみがあり、見ているだけで元気が出る色です。天気の良い日にオレンジのスニーカーを履いて出かけると、それだけで活動的な気分になれます。鏡に映る自分が明るく見えるというのは、思っている以上にポジティブな効果があります。
圧倒的な差別化ができる
多くの人が無難な色を選ぶ中で、あえてオレンジを選ぶという選択自体が、ファッションへのこだわりの現れです。スニーカーに詳しい人から見れば、お、わかってるねと思われることもあります。特に歴史のあるモデルのオレンジカラーなどは、通なアイテムとして一目置かれる存在です。
季節感を楽しめる
オレンジは秋の紅葉やハロウィン、夏の日差しなど、季節のイベントとリンクしやすい色です。秋にはブラウンのコートと合わせてシックに、夏にはショートパンツと合わせて元気にといった具合に、季節に合わせたコーディネートを楽しむことができます。四季のある日本だからこそ楽しめるポイントです。
オレンジのスニーカーのおすすめアイテム
ニューバランスの996や574
オレンジのスニーカー初心者なら、まずはニューバランスが安心です。ニューバランスのオレンジは発色が激しすぎず、スエード素材を使っているため上品に見えます。大人の男性が履いても子供っぽくならず、チノパンやデニムにしっくり馴染みます。
ナイキのダンクなどストリート系
個性を爆発させたいならナイキのダンクなどが選択肢に入ります。ただし、テカテカした素材のものは安っぽく見えるので注意が必要です。少しマットな質感のものや、ヴィンテージ加工がされたものを選ぶと、こなれ感が出ておしゃれに見えます。
コンバースのオールスター
キャンバス素材のオレンジは、履き込むほどに味がでます。コンバースのオールスターやバンズのオールドスクールなどは、新品よりも少し汚れて色が褪せたくらいが一番かっこいいです。古着ファッションとの相性は抜群で、気取らないかっこよさがあります。
まとめ
オレンジのスニーカーは、確かに選び方や合わせ方を間違えるとダサいと言われてしまうリスクのあるアイテムです。しかし、素材選びやコーディネートのコツさえ掴めば、これほどおしゃれで気分の上がる靴はありません。周りと同じ量産型のファッションに飽き飽きしているなら、ぜひ一度オレンジのスニーカーに挑戦してみてください。足元が変われば、きっと新しい自分に出会えるはずです。


