トレンチコートがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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トレンチコートは、春や秋の定番アウターとして、性別や年齢を問わず長年愛されてきたアイテムです 。   

そのルーツは英国軍のミリタリーウェアにあり 、機能的なデザインが特徴です。

しかし、SNSやYouTubeで検索すると、ダサい、時代遅れ、着こなしが難しいといったネガティブな声も少なくありません。

特に日本では、就活生みたいで恥ずかしいという、トレンチコート特有のイメージもあるようです 。   

そこで本記事では、トレンチコートがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。

トレンチコートが欲しいけれど、もしかしてダサい?と不安な人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

トレンチコートとは?

トレンチコートがダサいと言われる理由を探る前に、まずこのアイテムの成り立ちを簡単に見ていきましょう。

トレンチコートは、もともとファッションアイテムではありませんでした。

その起源は、第一次世界大戦中に英国陸軍の将校が着ていた防水型の軍用コートでした 。

トレンチとは塹壕(ざんごう)という意味で、兵士が戦うための機能的な戦闘服でした 。

今デザインとして知られている部分も、多くは軍事的な機能が由来です。

  • エポレット(肩章): 階級を示したり、双眼鏡などのストラップを固定するものでした。
  • Dリング: ベルトにある金具。手榴弾や水筒などを吊り下げるためだったという説があります 。   
  • ガンフラップ: 胸にある当て布。雨風の侵入を防ぎ、ライフル銃の衝撃から胸部を保護する役割がありました。

戦後、バーバリーやアクアスキュータムといったブランドが一般向けに販売し、ファッションとして広まりました 。   

つまり、トレンチコートの基本はファッション性よりも、軍用の機能美や規律にあります。

この真面目さや硬さが、現代のファッションではダサいと言われる原因になっているようです。

トレンチコートがダサいと言われている理由

トレンチコートは定番ですが、なぜダサいと言われることがあるのでしょうか。

それには、トレンチコート特有の理由があるようです。

真面目すぎる就活生や新入社員のユニフォームに見える

日本でトレンチコートがダサいと言われる一番の理由がこれかもしれません。

SNSでも、ベージュのトレンチは就活生みたいで恥ずかしい、という声は多いです。

これは、日本の就職活動という文化と関係があるようです。

スーツ量販店で、リクルートスーツとセットでベージュのトレンチコートが売られていることが多いようです 。   

その結果、ファッションではなく制服のようなイメージがついてしまったのかもしれません。

リクルートスーツと同じで、個性がなく見えてしまいます。

また、ファッションは楽しむものですが、就活のイメージからは義務感や我慢といった印象を受ける人もいるでしょう。

今のファッショントレンドはリラックス感が重視されていますが 、カチッとしたトレンチコートは正反対のアイテムです 。   

休日にベルトをきっちり締めて着ていると、センスがない、野暮ったいと見られてしまうのかもしれません。

自分の骨格に合わないデザインを選んで着られている感が出ている

ここ数年、骨格診断が広まり、似合う服の選び方が変わってきたようです。

この点で、トレンチコートは似合う人をかなり選ぶアイテムと言えそうです。

ダサいと感じる原因の多くは、自分に似合っていないことから来ているようです。

特に、トレンチコートの伝統的なハリのある硬い素材や、カチッとした肩のデザインは、似合う人が限られるようです。

1. 骨格ストレートの人 体に厚みがありメリハリのある骨格ストレートタイプは、トレンチコートが一番似合うタイプと言われています 。 バーバリー  のような、正統派でハリのある上質なコットン素材のものが、体格の良さを引き立てるようです 。   

2. 骨格ウェーブの人 体が薄く華奢な骨格ウェーブタイプは、トレンチコートが似合いにくいタイプと言われています 。 伝統的な重く硬い素材は、華奢な体を飲み込んでしまいがちです。

結果として、服に着られている感じが出てしまい、ダサい、バランスが悪いと思われがちです 。 もし選ぶなら、柔らかく薄手な素材や、ショート丈を選ぶと良いでしょう 。

3. 骨格ナチュラルの人 骨や関節がしっかりしている骨格ナチュラルタイプは、ジャストサイズのトレンチコートを着ると、フレームの強さが目立って窮屈に見えがちです。 トレンドのオーバーサイズやロング丈で、あえて重心を下に持ってくると格好良く着こなせるようです 。

このように、ダサいと感じるのは、骨格と素材が合っていないという技術的な失敗の場合も多いようです。

シルエットや素材が時代遅れで10年前のコーディネートに見える

トレンチコートは定番と言われますが、少し注意が必要かもしれません。

定番アイテムこそ、トレンドに合わせて更新が必要な場合があります。

ダサいと思われるトレンチコートは、10年以上前の古いシルエットのものであることが多いようです。

具体的には、体にぴったりフィットするサイズ感、膝上などの短い丈、ウエストを強く絞ったAライン、光沢が強すぎる安っぽい素材などです。

これらを今着ていると、一目で古い服だと分かり、時代遅れで野暮ったい印象を与えてしまうのかもしれません。

現代のトレンチコートは、むしろオーバーサイズで肩が落ちたリラックス感のあるもの 、丈はふくらはぎや足首までのマキシ丈 、メンズライクなシルエットが主流のようです 。   

素材も、ハリのある上質なコットンか 、逆にとろみ感のある柔らかい素材  が好まれる傾向にあります 。   

定番だからと安心していると、かえって時代遅れになってしまうのが、トレンチコートの難しいところかもしれません。

トレンチコートの評判・口コミ

SNSやレビューサイトで見られる、トレンチコートに関する評判をまとめました。

良い口コミ

  • やっぱり王道のバーバリーは生地のハリとツヤが別格。一生物として買ってよかった。 
  • トレンチは本当に万能。カジュアルなボーダーTシャツとデニムに羽織るだけで、コーデが格上げされる。
  • きれいめなワンピースやスカートにも合うし、通勤にも使える。
  • ビジネスシーンでは最強のアウター。スーツの上から羽織るだけで様になるし、撥水加工が施されているものなら雨の日も安心。 
  • 最近のオーバーサイズのトレンチは、中に厚手のパーカーやニットを余裕で着込めるので、ゴワゴワしなくて快適。
  • 春と秋の「何を着ていいか分からない」中途半端な季節に、これ一枚あると本当に便利。
  • 袖をラフにまくるだけで「こなれ感」が出て、カチッとしすぎないのが良い。
  • 袖が取れてジレになるタイプを買ったら、着こなしの幅が格段に広がった。春先から初夏まで使える。   

悪い口コミ

  • 定番のベージュは、どうしても就活生か新入社員にしか見えなくて恥ずかしい。街で同じような人とカブると最悪。
  • 骨格ウェーブの私には絶望的に似合わなかった。重いし、肩幅が合わないし、完全に着られている感が出てダサい。
  • カチッとしすぎて、休日に着ると気合い入れすぎみたいで浮いてしまう。リラックス感が皆無。
  • とにかく重い。伝統的なコットンギャバジンは重厚感があって格好いいけど、正直、肩が凝る。
  • 安いトレンチを買ったら、生地がテカテカで本当に安っぽいし、すぐにシワシワになって貧相に見えた。
  • ベルトの処理が毎回わからない。きれいに結ぶと真面目すぎるし、垂らすとだらしない。どうやっても野暮ったくなる。
  • 10年前に買ったショート丈のトレンチコート、久しぶりに着てみたらダサすぎて終わった。完全に時代遅れ。   

トレンチコートがおすすめな人

これまでの流れでトレンチコートは難しいと感じたかもしれませんが、似合う人ももちろんいます。

トレンチコートがおすすめな人を3つのポイントでわけてみました。

骨格ストレートで、ハリのある上質な素材が似合う人

トレンチコートを最も格好良く着こなせるタイプと言えそうです。

骨格ストレートの人は、体に厚みとメリハリがあるのが特徴です 。   

このタイプが、バーバリーやアクアスキュータム のような、正統派でハリのある上質なコットン素材 のトレンチコートを着ると、高級感が出てとても格好良く見えるようです。

他の骨格タイプが着ると服の強さに負けてしまいがちな重厚な素材も、骨格ストレートの人ならしっかり着こなせるでしょう 。   

オンオフ問わず、アウターにきちんと感や品格を求める人

トレンチコートは、軍服がルーツなだけあって、他のアウターにはない、きちんとした雰囲気があります 。

仕事でもプライベートでも、きちんとした印象を保ちたい人には最適でしょう。

例えば、カジュアルなデニム やカットソー  に羽織るだけで、全体が引き締まるようです。   

スーツやワンピースに合わせれば、もちろん品良くまとまります。

最近のカジュアルなトレンドが苦手で、あえてシャープで知的なスタイルが好きな人に向いているかもしれません。

トレンドの更新を楽しんでできる、ファッション感度の高い人

トレンチコートは、定番だからこそ、どう今っぽく着崩すかを楽しめる、ファッション感度の高い人におすすめと言えそうです。

前述のとおり、着こなしを間違えると時代遅れになりがちです。

就活生に見えないように、あえてインナーにパーカーやキャップを合わせる 、バレルパンツ  やカラーパンツ  など今っぽいボトムスを合わせる、袖をまくって こなれ感を出す、といった工夫です。   

このように、トレンチコートの真面目さを理解した上で、着こなしを楽しめる人にとっては、とても魅力的なアイテムとなるでしょう。

トレンチコートがおすすめできない人

どんなアイテムでも、合わないと思う人は一定数存在します。

トレンチコートをおすすめできない人は、以下のような人かもしれません。

骨格ウェーブで、重い素材や長い丈に着られてしまう自覚がある人

ダサい理由でも解説した通り、骨格ウェーブの人はトレンチコートが似合いにくいタイプと言われています 。

体が薄く華奢なので、伝統的なトレンチコートの硬い素材、重い生地、しっかりした肩のデザインなどに、体が負けてしまいがちです 。

服に着られている感じは、周りから見てもアンバランスで、ダサいという印象につながりやすいようです。

もちろん、骨格ウェーブ向けに作られた、とろみ素材 やショート丈 のトレンチ風コートもあります。

しかし、もし王道のカチッとしたトレンチコートに憧れているのであれば、避けた方が無難かもしれません。

アウターに軽さやリラックス感を最優先で求める人

普段の服装がスウェット、パーカー、スニーカーなど、快適さやリラックス感を重視する人には、トレンチコートはあまり向いていないかもしれません 。   

伝統的なトレンチコートは重くて硬く、肩が凝るものもあります。リラックスしたい休日には不向きと言えるでしょう。

最近は軽いモデルもありますが 、軍服由来のカチッとした雰囲気は残りがちです 。   

カジュアルな服装の中で、トレンチコートだけが浮いてしまい、ちぐはぐな印象になる可能性があります。

今っぽさの更新を怠り、10年前の着こなしから抜け出せない人

定番だから一度買えば10年着られる、という考えでトレンチコートを買おうとしている人は、少し注意が必要かもしれません。

10年前に流行った、膝上のショート丈やジャストフィットのトレンチコートを今も着ていたり、着こなしを更新する気がないと、時代遅れに見えてしまう可能性があります。

トレンチコートは、着るだけでおしゃれに見えるアイテムではなく、毎年どう今っぽく着るかを考える必要がある、少し上級者向けのアイテムと言えそうです 。

その更新を面倒だと感じる人には、おすすめできないかもしれません。

トレンチコートのおすすめポイント

ここで、トレンチコートの魅力を確認しておきましょう。

おすすめポイントは3つです。

100年の歴史が証明する、流行を超越した完成されたデザイン

トレンチコートの最大の魅力は、その背景にある歴史かもしれません 。

流行の服とは違い、もともとは兵士が極限の状況で着るために設計された、機能美の塊でした 。

エポレットやDリングといった細部にも、すべて意味があると言われています 。   

上質なトレンチコートを着ることは、100年以上の歴史を持つデザインの傑作を着ることとも言えるでしょう。

着こなし次第で今っぽくもなる、コーディネートの懐の深さ

トレンチコートは真面目でカチッとしているからこそ、着こなしの幅が広いアイテムと言えます。

その真面目さをどう崩すかで、いろいろな表情を見せてくれます 。

就活生に見えないようにするには、スポーツミックスが効果的と言われています。

インナーにロゴスウェットやパーカー、キャップなどを合わせます 。

また、デニムオンデニム  やレザーパンツ  、レオパード柄のスカート  など、少し攻めたボトムスを合わせても、トレンチコートが品良くまとめてくれるようです。   

袖をまくって 、リラックス感  を出すのも今っぽい着こなしに必要なようです 。   

撥水性・防花粉など、アウターとしての実用的な機能性

トレンチコートは、もともとレインコートとして開発された歴史があり 、アウターとしての機能性が高いのも特徴です 。

多くのトレンチコートには撥水加工が施されており、春の急な雨にも対応できるものが多いようです 。   

ブランドによっては、花粉が付きにくい加工  がされているものもあるようです 。   

重いというデメリットも、最近は軽量化されたモデル  が多く、実用性が高まっているようです 。   

トレンチコートのおすすめアイテム

ダサいを回避し、自分に似合う一着を見つけるための、おすすめアイテムをタイプ別に紹介します。

王道派・骨格ストレート向け:一生物のヘリテージブランド

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骨格ストレートの人  や、本物の良さを重視する人におすすめです 。   

バーバリー 、アクアスキュータム といった王道ブランドのダブルブレストコートが向いているでしょう。   

このタイプは、トレンチコートの良さである、上質でハリのある素材 を一番うまく着こなせるタイプです。

中途半端に安いものを選ぶと安っぽく見えがちなので、良いものを選ぶ価値があるでしょう 。   

骨格ウェーブ・フェミニン派向け:とろみ素材・ショート丈・ボタンレス

骨格ウェーブの人 や、柔らかい印象が好きな人におすすめです 。

伝統的なデザインではなく、いわゆる進化系トレンチ が良いでしょう。

骨格ウェーブは重さや硬さに負けてしまうため 、ポリエステルなどの落ち感がある、とろみ素材  を選ぶことが大切と言えそうです 。   

また、重心が下がらないショート丈 や、ガウンのように羽織れるボタンレス  のデザインなら、着られている感じを避けられるでしょう 。   

トレンド重視・骨格ナチュラル向け:オーバーサイズ・ロング丈・進化系トレンチ

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骨格ナチュラルの人 や、トレンドを重視する人におすすめです 。

現代のトレンドである、ロング丈・オーバーサイズのデザインが似合うようです 。

骨格ナチュラルの人は、しっかりしたフレームでボリュームのある服を着こなせるためです 。

メンズライクなシルエット  を選ぶと、今っぽいバランスになるようです 。   

また、就活生  に見えるのを避けたい人には、袖が取り外せるジレタイプ や、ベージュ以外のカラートレンチ もおすすめです。   

まとめ

トレンチコートがダサいと言われる理由を分析しました。

そのネガティブな評価は、アイテム自体の問題ではなく、いくつかのミスマッチが原因のようです。

一つは、日本特有の就活生のようなイメージ 。   

二つ目は、自分の骨格(特に骨格ウェーブ)に合わない、硬く重い素材を選んでしまうこと 。

三つ目は、10年前の古いシルエットを着続けていることによる時代遅れ感 です。

しかし、これらのダサいと言われる理由は、すべて回避できるものです。

トレンチコートは、誰でも自動的におしゃれになれるアイテムではないようです。

自分の骨格タイプを理解し 、用途に合ったデザインを選び 、そしてスポーツミックス や袖まくり などで今っぽく着崩すことが求められるアイテムと言えるでしょう。

これらのポイントさえ押さえれば、トレンチコートはあなたのスタイリングを格上げしてくれる、頼れる一着になるはずです。

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