カラフルなデザインと実用性で人気のメルカドバッグ。
プラスチック製の紐を編んで作られていて、軽くて丈夫なことから夏の定番アイテムとして知られています 。
しかし、一部ではダサいという声や、もう時代遅れでは?といったネガティブな評価があるのも事実です。
そこでこの記事では、メルカドバッグがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
メルカドバッグが欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
メルカドバッグとは?
メルカドバッグのメルカドとは、スペイン語で市場という意味です。
その名前の通り、もともとはメキシコで日常的に使われる、市場での買い物のためのカゴバッグでした 。
一番の特徴は、リサイクルされたプラスチック製やビニール製の紐を使い、現地の職人が手作業で編み上げている点です 。
この素材だからこそ、天然素材のカゴバッグにはない独特の質感や鮮やかな色合いが生まれます。
機能面も優れていて、軽くて耐久性があり、水に強いのが特性です 。
汚れても水で丸洗いできたり、サッと拭き取れたりしてお手入れが簡単。
日本では日常使いはもちろん、雨の日、ビーチやピクニックなどのレジャーで活躍するバッグとして人気になりました 。
特にレトラというブランドが2014年にこのバッグをメルカドバッグと名付けて日本に広め、人気に火がついたと言われています 。
今では多くのセレクトショップで取り扱われる夏の定番アイテムです。
メルカドバッグがダサいと言われている理由
実用性が高いメルカドバッグですが、なぜダサい、野暮ったいと評価されてしまうのでしょうか。
SNSやYouTubeなどの個人の意見を見てみると、理由はバッグが持つ素材感や形、流行にあるようです。
プラスチック素材の質感が「安っぽい」
メルカドバッグがダサいと言われる一番の理由は、その素材感かもしれません。
プラスチックやビニールの紐で編まれているため、どうしても質感がチープに見える、安っぽいという印象を与えてしまうようです 。
SNSでも、実物を見たらビニール紐感が強くて安っぽかった、子供のおもちゃみたいで恥ずかしい、といった声が見られます。
たしかに、レザーバッグや上質なキャンバスバッグと比べると、安っぽさが目立ってしまうのは否めません。
この質感がコーディネート全体の格を下げてしまうように感じられ、センスがないと思われそうで持ちにくい、というネガティブな評価につながっているようです。
「買い物かご」や「エコバッグ」に見える生活感
メルカドバッグは、もともとメキシコの市場の買い物かごです 。
この背景が、ファッションアイテムとして持つにはネックになることがあります。
特に、荷物を入れるために選ばれがちなMサイズやLサイズ、大容量のビッグバッグ は、見た目がスーパーの買い物かごや、レジャーシートを入れるビニールバッグを想像させます 。
おしゃれなハンドバッグとして持っているつもりでも、周りからはエコバッグをそのまま持ってきた人、生活感が出すぎていて野暮ったい、と見られてしまうかもしれません。
この生活感が、ダサいと感じさせる大きな要因になっています。
派手な色や柄が「子供っぽい」「時代遅れ」
メルカドバッグの魅力といえば、メキシコらしいカラフルな色使いや、ダイヤ柄、幾何学模様などの豊富なデザインです 。
しかし、この特徴が裏目に出ることもあります。
原色をたくさん使った派手な配色のバッグは、コーディネートから浮きやすく、子供っぽい、ガチャガチャしていてうるさい、という印象を与えがちです。
また、こうしたカラフルなメルカドバッグは、数年前に日本で大流行しました。
そのため、今となっては一昔前に流行ったアイテム、あの柄はもう古い、という時代遅れなイメージがついてしまったようです。
おしゃれな人たちからは終わったアイテムと見なされ、今さら持つのは恥ずかしいと感じる人もいます。
メルカドバッグの評判・口コミ
実際にメルカドバッグを使っている人はどう感じているのでしょうか。
SNSやレビューサイトから、良い口コミと悪い口コミを集めました。
良い口コミ
- とにかく軽くて荷物がたくさん入る。Mサイズでも見た目以上の収納力がある。
- 水に濡れても全く問題ないのが最強。雨の日や梅雨の時期に気兼ねなく使える 。
- 海やプール、子供との水遊びに持っていくのにぴったり。砂がついても水で丸洗いできるから便利すぎる 。
- 汚れたらアルコールで拭けるし、手入れが本当に楽でママバッグとしても優秀。
- レトラのロングハンドルは肩掛けができて本当に便利 。
- モノトーンやシルバーを選んだら、意外とどんな服装にも合わせやすく、安っぽく見えなかった。
悪い口コミ
- やっぱりビニール感が安っぽくて、きれいめの服には絶対に合わない。
- 大きいサイズを買ったら、本当にただの買い物かごみたいになった 。
- 派手な色を選んだら使いどころが難しく、夏に数回しか使わなかった。
- 持ち手が硬くて、重い荷物を入れると腕に食い込んで痛い。
- 一時期みんな持っていたから、今さら感がすごい。完全に流行が過ぎた感じ。
メルカドバッグがおすすめな人
ネガティブな意見も目立ちますが、メルカドバッグの特性が特定の人にはぴったり合います。
購入して後悔しない、おすすめできる人の特徴をまとめました。
実用性と機能性を最重要視する人
メルカドバッグの価値は、おしゃれさよりも実用性にあります。
約350gという軽さ 、プラスチック素材ならではの耐久性、水濡れや汚れを気にしなくてよい手軽さ 。
バッグは軽くて丈夫なのが一番、汚れたらすぐに拭き取りたい、というように機能性を最優先する人にとっては、とても優秀なバッグです。
レジャーやアウトドア用のサブバッグを探している人
海、プール、キャンプ、ピクニックなどのアウトドアでは、メルカドバッグの機能性が最大限に活かされます 。
地面や砂浜にそのまま置いても汚れを気にしなくていいですし、濡れたタオルや水着をそのまま入れても大丈夫。
A4サイズや500mlペットボトルも楽々入る収納力もあります 。
レジャー用のサブバッグとしては完璧な選択肢です。
メインのおしゃれバッグとは別に使い分けるなら、満足度は高いはずです。
雨の日や梅雨時期に気兼ねなく使えるバッグが欲しい人
雨の日、お気に入りの革バッグやキャンバスバッグが濡れてシミになるのはストレスですよね。
メルカドバッグは水に強いので、梅雨の時期や突然の雨でも、中身を守りつつバッグ自体がダメージを受ける心配がありません 。
雨の日専用バッグとして一つ持っておくと、憂鬱な外出も少し気楽になりますよ。
メルカドバッグがおすすめできない人
一方で、メルカドバッグの特性が自分のスタイルと合わない人もいます。
次のような人には、あまりおすすめできません。
バッグに高級感や上品さを求める人
メルカドバッグの素材は、あくまでプラスチックやビニールです 。
どれだけデザインが洗練されていても、素材自体が持つチープさを消すことは難しいです。
バッグを持つことで気分を上げたい人や、コーディネートを格上げするような高級感や上品さを求める人には、メルカドバッグは不向きでしょう。
素材の特性を理解しないで買うと、安っぽくて恥ずかしいと後悔するかもしれません。
きれいめ・コンサバ系の服装がメインの人
メルカドバッグは、その成り立ちからも分かる通り、とてもカジュアルなアイテムです 。
そのため、オフィス向けのきれいめな服装や、上品なコンサバ系のスタイルとは相性が悪いです。
無理に合わせようとするとバッグだけが浮いてしまい、ちぐはぐでセンスがないコーディネートに見えてしまいます。
普段の服装がカジュアルやリゾート系でない場合、使いどころがなくタンスの肥やしになる可能性が高いです。
「生活感」の出るアイテムが苦手な人
ファッションで生活感をなくし、洗練されたスタイルを好む人にとって、メルカドバッグの買い物かご感 は受け入れがたい欠点になります。
どれだけおしゃれにコーディネートしても、エコバッグや市場のかごといったイメージがちらついて、持つこと自体がストレスになるかもしれません。
バッグはあくまで非日常のおしゃれアイテム、と考える人にはおすすめできません。
メルカドバッグのおすすめポイント
ダサいと言われる理由ははっきりしていますが、それはメルカドバッグ自体がダサいのではなく、選び方や使い方を間違えている場合がほとんどです。
実用性は欲しいけれど、安っぽい、買い物かごとは思われたくない。
そんな不安を解消し、メルカドバッグをおしゃれに持つための選び方のポイントを3つ紹介します。
【脱・安っぽい】モノトーンやメタリックカラーを選ぶ
安っぽい、子供っぽいという評価は、カラフルな色使いが原因のことが多いです。
この問題を解決する一番簡単な方法は、色選びです。
おすすめは、ブラック、ホワイト、クリームといったモノトーン(単色)、またはシルバー、ゴールド、メタリックグリーンなどのメタリックカラーです 。
これらの色は、ビニール素材特有のチープさを和らげ、逆に都会的でモダンな印象を与えてくれます。
特にシルバーやゴールドは、夏のシンプルなTシャツやワンピースの差し色として優秀で、センスのいい外しアイテムとして活躍します。
【脱・買い物かご】XSやMINIなどのスモールサイズを選ぶ
買い物かごやエコバッグに見える問題は、バッグのサイズ感が原因です 。
この生活感をなくす一番効果的な方法は、XSサイズやMINIサイズといったスモールサイズを選ぶこと 。
サイズが小さくなるだけで、バッグの役割は荷物を運ぶ道具から、コーディネートのアクセントになるアクセサリーへと変わります。
小さいメルカドバッグは、もう買い物かごには見えません。
プラスチック素材で作られたミニハンドバッグとして認識され、生活感が消えてファッションアイテムとして持てるようになります。
【脱・時代遅れ】セレクトショップの別注モデルを選ぶ
流行遅れ、人と被るのが恥ずかしい、という心配は、定番モデルではなく別注モデルを選ぶことで解決できます。
人気ブランドのレトラは、日本の多くのセレクトショップと共同で、特別なカラーリングやデザインのモデルをたくさん展開しています(例えば「Letra for SALON」など) 。
こうした別注モデルは、ショップのバイヤーが日本のトレンドに合わせて企画した、洗練された配色が特徴です。
定番にはない絶妙な色の組み合わせや限定の柄などは、周りと差がつくポイントになります。
流行を追ったのではなく、あえてこだわって選んだというこなれ感を演出でき、時代遅れどころか、おしゃれ感度の高さをアピールできます。
メルカドバッグのおすすめアイテム
ダサく見えない選び方を踏まえて、具体的におすすめのアイテムを人気ブランドのレトラから紹介します。
Letra (レトラ) / MERCADO BAG – ROMBO (ロンボ)
ロンボは、メルカドバッグの柄として定番ともいえる伝統的な小花柄のデザインです 。
この柄を選ぶなら、色はブラックがおすすめです 。
黒の単色で編まれたロンボ柄は、光の当たり方で模様が立体的に浮かび上がり、チープさを感じさせません。
Mサイズでも黒なら引き締まって見えるので、買い物かご感も和らぎます。
どんな服装にも合わせやすい万能モデルとして、最初の一つにぴったりです。
Letra (レトラ) / MERCADO BAG – ESPIGA (エスピガ)
エスピガは、シャープなヘリンボーン柄が特徴のデザインです 。
このモダンな柄には、シルバーやゴールドといったメタリックカラーがよく合います 。
特におすすめしたいのが、XSサイズとの組み合わせ 。
アクセサリー感覚で持てる小さなメタリックバッグは、コーディネートを一気に格上げしてくれます。
カジュアルなデニムスタイルから、きれいめなワンピースの外しまで、幅広く活躍するはずです。
Letra (レトラ) / ロングハンドルモデル
実用性を重視するなら、ロングハンドルのモデルが欠かせません 。
標準モデルは持ち手が短く腕にかけるだけですが、ロングハンドルモデルは肩掛けが可能です 。
両手が空くのでとても便利になり、特に荷物が多くなりがちなママや、レジャーシーンで重宝します 。
デザインも、肩掛けできるバランスを考えた縦長や横長のフォルムがあります 。
まとめ
メルカドバッグがダサいと言われるのには、プラスチックの安っぽい素材感、買い物かごのような形、そして一部の子供っぽい色柄や時代遅れ感といった、はっきりした理由があります。
でも、これらのマイナスな要素は、軽くて丈夫、水洗い可能という圧倒的な実用性の裏返しでもあります 。
大事なのは、メルカドバッグは高級ハンドバッグではなく、とても優秀な実用性を持つカジュアルバッグだと理解することです。
その上で、ダサく見えない選び方を実践すれば、これほど頼りになるバッグはありません。
- 色は、モノトーン(黒・白)かメタリック(金・銀)を選ぶ
- サイズは、生活感を消すスモールサイズ(XS・MINI)を選ぶ
- モデルは、人と被らないセレクトショップの別注品を選ぶ
これらのポイントを押さえ、雨の日やレジャーなどの場面に合わせて使えば、メルカドバッグはダサいどころか、あなたのライフスタイルを支える賢い選択肢の一つになるでしょう。
