デニムセットアップがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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時代を超えて愛されるデニムは、ファッションに欠かせないアイテムです。

その中でも、ジャケットとパンツを合わせるデニムセットアップは、定番スタイルとして人気があります。

しかし、一部ではダサい、着こなしが難しいといった声も聞かれます。

そこで本記事では、デニムセットアップがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。

デニムセットアップに挑戦したいけど不安な人は、ぜひ参考にしてください。

目次

デニムセットアップとは?

デニムセットアップは、デニムオンデニムとも呼ばれ、デニムのジャケットとパンツを上下で合わせる着こなしのことです。

もともとは19世紀後半のアメリカで、鉱山で働く人たちのための丈夫な作業着として生まれました 。リーバイスなどが開発したのが始まりです。  

その後、映画スターやミュージシャンが着こなしたことで、ファッションアイテムとして広まりました。

作業着としてのルーツと、ファッションとしての歴史。この二つの側面があるからこそ、デニムセットアップは奥深く、着こなしが難しいと感じる人も多いのです。

デニムセットアップがダサいと言われている理由

デニムセットアップが一部でダサいと言われてしまうのには、いくつかの理由があります。

上下同じ色だと、のっぺりして見えるから

デニムセットアップでよくある失敗が、上下をまったく同じ色落ちのデニムで揃えてしまうことです。

特に濃い色のデニムだと、上半身と下半身の境目が分かりにくく、全身がひとつの塊のように見えてしまいます 。  

メリハリがないため、スタイルが悪く見えたり、野暮ったい印象を与えたりする原因になります。

作業着っぽくて、おしゃれに見えないから

デニムはもともと作業着だったため、どうしてもそのイメージが残っています 。  

実際に、建設現場などで着られるデニムの作業着もあり、ファッション用のセットアップと見た目が似ていることも少なくありません 。  

そのため、着こなしを工夫しないと、街でのおしゃれというより、仕事着のような印象が強くなってしまいます。

気合が入りすぎて、コスプレみたいになるから

デニムセットアップは、昔のロックスターやバイカーなど、特定のスタイルを持つ人たちが愛用してきた歴史があります 。  

そのイメージが強いため、普段のファッションに取り入れると、何かのキャラクターになりきっているような、少し気合が入りすぎた印象を与えてしまうことがあります。

服に着られているように見えてしまうと、ダサいと感じられる原因になります。

サイズ感を間違えると、古臭く見えるから

ファッションで大切なのはサイズ感ですが、デニムセットアップは特にその影響が大きいです。

上下ともに体にぴったりフィットするサイズ感で着てしまうと、少し前の時代のスタイルのように見えてしまいます 。  

かといって、ただ大きいサイズを選べば良いわけでもなく、だらしなく見えてしまうことも 。  

今の時代に合った、程よいゆとりのあるサイズ感を選ぶのが難しく、間違うと時代遅れな印象を与えやすいです。

デニムセットアップの評判・口コミ

実際にデニムセットアップを着ている人はどう感じているのでしょうか。SNSなどからリアルな声を集めてみました。

良い口コミ

  • セットアップとしてはもちろん、ジャケットとパンツを別々で使えるから着回し力が高い
  • 着込むほどに体に馴染んで、自分だけの色落ちを楽しめるのがいい
  • ヴィンテージ加工されたものなら、買ったその日からこなれた雰囲気で着こなせる
  • 生地がしっかりしていて丈夫なので、長く愛用できる相棒のような存在になる
  • きれいめなデザインを選べば、野暮ったくならず都会的な印象で着られる

悪い口コミ

  • 上下の色や生地の質感を合わせるのが難しく、素人がやるとチグハグに見えがち
  • リジッド(未洗い)のデニムは硬すぎて、着心地に慣れるまでが大変
  • 少し気合が入りすぎているように見えないか、周りの目が気になってしまう
  • 自分の体型に合うシルエットを見つけるのが難しく、スタイルが悪く見えてしまった
  • 着られる季節が限られる。夏は暑すぎるし、真冬はアウターがないと寒い

デニムセットアップがおすすめな人

着こなしが難しいと言われるデニムセットアップですが、次のような人には最高のファッションアイテムになります。

アメカジや古着が好きな人

リーバイスの歴史やディテールの違いを楽しめるような、アメカジやヴィンテージファッションが好きな人には、デニムセットアップはたまらないアイテムです 。  

ファッションの背景にあるカルチャーを愛しているため、その着こなしには説得力が生まれます。

流行を追うのではなく、本質を理解しているからこそ、コスプレ感のない自分らしいスタイルを確立できます。

自分だけの定番スタイルを作りたい人

流行に流されず、長く愛用できる自分だけの定番服を探している人にもおすすめです。

一度、自分に合ったシルエットやブランドを見つければ、それはトレンドとは関係なく、いつでも着られるマイスタイルになります。

着込むほどに自分だけの色落ちやアタリが生まれる過程は、服を育てるという特別な体験です 。  

シンプルな服装に個性を出したい人

普段の服装がTシャツにパンツなど、シンプルなスタイルが中心の人にとって、デニムセットアップは良いアクセントになります。

上下が同じ素材で統一されているだけで、強い存在感を放ちます。

派手な色や柄に頼らなくても、デニムの素材感だけで、周りとは違う無骨で洗練されたスタイルが完成します。

デニムセットアップがおすすめできない人

一方で、デニムセットアップが自分のスタイルに合わない人もいます。無理して挑戦するより、自分に合った服を選ぶことが大切です。

コーデを考えるのが面倒な人

デニムセットアップをおしゃれに着こなすには、インナーや靴、全体のシルエットなど、考えるべきポイントがいくつかあります 。  

朝、何も考えずにさっと着ておしゃれが完成するようなアイテムではありません。

ファッションにある程度の時間をかけることを楽しめない人にとっては、少し面倒に感じてしまうかもしれません。

きれいめな服が好きな人

デニムセットアップは、あくまでカジュアルで無骨なアイテムです 。  

普段からスラックスや上品なニットなど、きれいめなファッションを好む人にとっては、手持ちの服と合わせにくい可能性があります。

無理に取り入れると、全体の雰囲気がちぐはぐになってしまうかもしれません。

ファッションで目立ちたくない人

デニムセットアップは、良くも悪くも人目を引くスタイルです。

自己表現を楽しみたい人には長所ですが、なるべく周りに溶け込み、目立ちたくない人にとっては、その注目度の高さがストレスになることも。

やりすぎかな?と不安に感じながら着るくらいなら、もっと安心できる他のスタイルを選ぶ方が良いでしょう。

デニムセットアップのおすすめポイント

着こなしの難しさが注目されがちですが、それを乗り越えれば多くの魅力があります。

着るほどに自分だけの一着になる

デニムセットアップの最大の魅力は、経年変化を楽しめることです。

最初は硬くて着心地が良くないデニムも、着続けるうちに柔らかくなり、自分の体型にフィットしていきます。

日々の動きの中で生まれる色落ちやシワは、世界に一つだけの模様になります。

これは、自分の生活が刻まれた一着を育てるという、愛着の湧く体験です 。  

上下別々で着回しがきく

セットアップは、上下を別々に使えるので、非常に着回し力が高いです 。  

デニムジャケットはチノパンやスラックスに、ジーンズはTシャツやシャツにと、どんなアイテムとも合わせやすいのが魅力です。

セットで買うことで、コーディネートの幅が大きく広がります。

合わせるアイテムで印象が変わる

デニムセットアップは、インナーや小物次第で様々な表情を見せてくれます。

インナーにパーカーを合わせればカジュアルに 、白シャツを合わせればきれいめな印象になります 。  

上からコートを羽織るだけで、こなれた重ね着スタイルも楽しめます 。  

足元をスニーカーにするか革靴にするかでも雰囲気が変わるので、組み合わせ次第で無限の可能性が広がります。

デニムセットアップのおすすめアイテム

これからデニムセットアップに挑戦するなら、まずは王道ブランドの定番モデルから選ぶのがおすすめです。アメリカの3大デニムブランドを紹介します。

ブランド (Brand)定番モデル (Iconic Model)主な特徴 (Key Features)デザインの印象 (Aesthetic)おすすめの人 (Ideal Wearer)
Levi’sTYPE III (通称 “サード”)立体裁断、V字ステッチ、Gジャンの原型バランスの取れた王道デザイン最初の一着として間違いないものが欲しい人
Lee101J斜めの胸ポケット、ジグザグステッチ、美しい縦落ち洗練されたスマートな印象スタイリッシュで都会的な着こなしが好きな人
Wrangler11MJZ / 124MJフロントジップ、機能的なアクションプリーツ機能的で個性的なディテール他の人とは違う一着が欲しい人

【Levi’s】Gジャンの元祖。王道の一着

ジーンズの生みの親であるリーバイスは、デニムジャケットの歴史も作ってきました。

特に「TYPE III トラッカージャケット」(通称サード)は、現在のデニムジャケットの原型となったモデルです 。  

バランスの取れた完成されたデザインで、どんなスタイルにも合わせやすい普遍性があります。

最初の一着に何を選べば良いか迷ったら、まずこのモデルを選べば間違いありません 。  

【Lee】スマートなデザインと美しい色落ち

Lee(リー)のデニムジャケットは、洗練されたデザインで知られています。

代表モデルの「101J」は、馬に乗りながらでもポケットを使いやすいように、胸ポケットが少し斜めに付いているのが特徴です 。  

また、Leeのデニムは「左綾」という織り方で、生地が柔らかく、着込むと「縦落ち」と呼ばれるシャープで美しい色落ちが現れます 。  

リーバイス®よりも少しスマートで都会的な印象を求める人におすすめです。

【Wrangler】機能的で個性的なデザイン

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Wrangler(ラングラー)
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Wrangler(ラングラー)は、カウボーイのために作られた、機能的で独創的なデザインが特徴です。

背中には動きやすさを確保するための「アクションプリーツ」があったり、生地のねじれを防ぐ「ブロークンデニム」を開発したりと、実用性を追求してきました 。  

フロントがジッパー仕様の「11MJZ」など、他のブランドにはないユニークなモデルも魅力です 。  

他の人とは違う、少し個性的なセットアップを探している人にぴったりです。

まとめ

デニムセットアップがダサいと言われるのは、着こなしが難しいからです。

上下の色味やサイズ感、作業着に見えない工夫など、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

しかし、そのポイントさえ理解すれば、これほど個性的で長く愛せるスタイルはありません。

アメカジ好きはもちろん、自分だけの定番服を探している人にもおすすめです。

この記事を参考に、ぜひ自分に合ったデニムセットアップの着こなしを見つけてみてください。

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