バルマンがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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バルマンは、1945年にフランスで生まれた歴史ある高級ブランドです。力強く美しいシルエットと、オートクチュールの伝統を受け継ぐ華やかなデザインで、世界中のファッション好きを惹きつけてきました。

しかし、一部では「ダサい」「ちょっと時代遅れかも」という声も聞かれます。

そこでこの記事では、バルマンがダサいと言われる理由を掘り下げ、実際の評判を交えながら、おすすめできる人・できない人を解説します。

「バルマンが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。

目次

バルマンとは?

バルマンは、1945年にデザイナーのピエール・バルマンが立ち上げた、フランスを代表する高級ブランドです 。  

創業当時は、クリスチャン・ディオール、クリストバル・バレンシアガと並んで「パリ オートクチュール3大ブランド」と呼ばれ、世界的に有名になりました 。  

創業者のピエール・バルマンは建築を学んでいたこともあり、デザインはとても構築的。ウエストを絞り、肩を強調したエレガントなシルエットが特徴で、このスタイルは「ジョリ・マダム」と呼ばれ、当時の女優たちに愛されました 。  

ブランドの大きな転機は、2011年にオリヴィエ・ルスタンが25歳の若さでクリエイティブ・ディレクターに就任してからです 。  

伝統的なエレガンスに、ロックやミリタリーの力強い要素を加え、モダンでグラマラスなスタイルを確立しました。

特に、蛇腹デザインが特徴のバイカージーンズや、金ボタンが印象的なダブルブレストブレザーはブランドの新しい顔となり、世界中でブームになりました 。  

バルマンがダサいと言われている理由

輝かしい歴史を持つバルマンですが、なぜ一部でダサいイメージがあるのでしょうか。その理由は、ブランドを象徴するデザインが、今のファッションの流れと少し合わなくなってきたことにあるようです。

2010年代の流行を象徴する「バイカージーンズ」が時代遅れに見える

バルマンの代名詞ともいえるのが、蛇腹デザインが特徴的なバイカージーンズです 。  

膝や腰の蛇腹加工、大胆なダメージ、たくさんのジッパーといったデザインは、他にはない独創性で2010年代のファッションシーンを席巻しました 。  

当時は体にフィットするスキニーシルエットが主流で、バルマンのバイカージーンズはその中でも最高級のアイテムとして大人気でした 。  

しかし、ファッションの流行は移り変わるもの。

最近はゆったりとしたワイドシルエットやストレートが主流になり、タイトで装飾の多いバイカージーンズは、どうしても一昔前のスタイルに見えてしまいがちです 。  

あまりに有名になりすぎたせいで、2010年代に流行ったアイテムという印象が強く残ってしまったのかもしれません。

今のトレンドを意識する人にとっては、少し野暮ったく感じられてしまうようです。

ロゴや金ボタンの主張が強く「やりすぎ感」が出てしまう

バルマンのデザインは、大きなロゴやゴールドのボタンなど、一目でブランドがわかるところも特徴です 。  

このパワフルなデザインは、自信やステータスを表現するものとして、2010年代に流行したラグジュアリーストリートの文脈では高く評価されていました 。  

しかし、最近の高級ブランドのトレンドは、ロゴをあまり主張しない「クワイエット・ラグジュアリー(静かな贅沢)」へとシフトしています。

この視点から見ると、バルマンの大きなロゴや金ボタンは、人によっては「やりすぎ」「派手すぎる」と感じられてしまうようです。

せっかくの高級品なのに、品がないように見えてしまう、という声もあります。

特定のファッション層(ホスト系など)のイメージが強い

ブランドのイメージは、どんな人が着ているかによっても作られます。

バルマンは、その華やかで自己主張の強いデザインから、日本では特にホストなど夜の仕事をする男性に愛用されるイメージがついてしまいました 。  

もちろん、それは彼らにとってファッションが重要な自己表現だからです。

しかし、この特定の層との強い結びつきが、一般の人にとっては少し手を出しにくい理由になっているようです。

「あの人たちと同じに見られたくない」という気持ちが、バルマンを避ける一因になっているのかもしれません。

バルマンの評判・口コミ

SNSなどで見られるバルマンのリアルな評判を、良い口コミと悪い口コミにわけてみました。

良い口コミ

  • とにかくシルエットが綺麗で、着るだけでスタイルが良く見える。
  • 素材の質や縫製のレベルが非常に高く、さすがオートクチュールの伝統を受け継ぐブランドだと感じる。
  • デザインに唯一無二の存在感があり、着ていると自信が湧いてくるパワフルな一着。
  • シンプルなロゴTシャツ一枚でも、コーディネート全体が格上げされる高級感がある。
  • ゴールドボタンや刺繍などのディテールが凝っていて美しく、長く愛用したいと思える。

悪い口コミ

  • バイカージーンズはデザインが古臭く、今穿くのは少し恥ずかしい。完全に2010年代のアイテム。
  • デザインの主張が激しくて、ギラギラしている印象。「頑張ってる感」が出すぎてしまう。
  • どうしても夜の仕事をしている人のイメージが強く、自分のライフスタイルには合わない。
  • 価格が非常に高い割に、デザインが個性的すぎて着回しが難しく、コストパフォーマンスが悪い。
  • 過去のヒット作に頼っている印象で、最近のトレンドからは取り残されているように感じる。

バルマンがおすすめな人

これまでの流れで少しネガティブな印象を持ったかもしれませんが、もちろんバルマンがぴったりな人もいます。どんな人におすすめなのか、3つのポイントでみていきましょう。

2010年代のラグジュアリーストリートやロックな雰囲気が好きな人

エディ・スリマンが手がけた頃のディオール・オムやサンローランのような、タイトでロックなスタイルが好きなら、バルマンの世界観はきっと気に入るはずです。

流行に流されず、自分の好きなスタイルを貫きたい人にとって、バイカージーンズは時代遅れではなく、定番アイテムとして活躍してくれるでしょう。

流行に左右されず、力強く自信に満ちたスタイルを確立したい人

バルマンの服は、着る人に自信を与えてくれます。構築的な肩のラインや絞られたウエストは、着るだけで背筋が伸びるような感覚にさせてくれるでしょう 。  

周りの目を気にせず、ファッションで自分を強く表現したい人にとって、バルマンの持つ大胆さは大きな魅力です。

唯一無二のデザインと高品質な作りを重視する人

バルマンのアイテムは、一目でそれと分かる強い個性を持っています 。  

オートクチュールの伝統を受け継ぐ高い技術や、上質な素材選びなど、その品質は確かです 。  

流行り物としてではなく、一つの作品としてデザインや品質を所有することに喜びを感じる人におすすめです。

バルマンがおすすめできない人

どんなブランドでも、合わないと感じる人はいます。バルマンをおすすめできないのは、次のような人です。

ミニマルで控えめな「静かなラグジュアリー」を好む人

ロゴを主張せず、上質な素材やシルエットで良さを見せる「クワイエット・ラグジュアリー」が好きな人には、バルマンのデザインは派手すぎると感じるかもしれません。

バルマンの魅力は分かりやすい自己主張にあるので、さりげないスタイルを好む人には向いていないでしょう。

着回しやすさや汎用性を最優先に考える人

バルマンのアイテムはデザインの主張が強いものが多く、コーディネートの主役になります。

そのため、どんな服にでも合わせられる着回しやすさを重視する人にとっては、少し使いにくく感じる可能性があります。

ブランドの特定のイメージに抵抗がある人

前述したように、バルマンには特定の層が愛用しているイメージがあります 。  

周りからどう見られるかを気にする人や、そのイメージに少しでも抵抗がある人は、避けたほうが無難かもしれません。

バルマンのおすすめポイント

ここで、バルマンの魅力をあらためて確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。

身体のラインを美しく見せる構築的なシルエット

創業者が建築を学んでいたこともあり、バルマンの服は体を立体的に美しく見せるシルエットが特徴です 。  

特にジャケットの肩のラインや絞られたウエストは、着る人のスタイルを良く見せ、力強くエレガントな印象を与えてくれます 。  

オートクチュールの伝統を受け継ぐ卓越した職人技

派手なデザインだけでなく、その裏にある職人技もバルマンの魅力です 。  

複雑な刺繍や完璧な仕立てなど、細部へのこだわりは本物の高級品ならでは。

手に取れば、その品質の高さに納得できるはずです。

一目でバルマンと分かる象徴的でパワフルなデザイン

シンプルな服が多い今、バルマンのパワフルで装飾的なデザインは、逆に新鮮で個性的です 。  

流行に流されず、独自のスタイルを貫くその姿勢は、多くのファンにとって「ダサい」どころか、最高の魅力に映っています。

バルマンのおすすめアイテム

最後に、バルマンを代表するおすすめのアイテムを、今の時代に合わせた着こなしのヒントとともに紹介します。

バイカージーンズ:ブランドの象徴を現代的に着こなす

2010年代に流行したアイテムですが、着こなし次第で今でも十分おしゃれに着こなせます 。  

ポイントは、ジーンズ以外のアイテムをシンプルにまとめること。

上質な無地のTシャツやニットに、シンプルなスニーカーを合わせるなど、ジーンズを主役にするとバランスが良くなります。

ダブルブレストブレザー:時代を超えて愛されるメゾンの顔

このブレザーは、流行り廃りなく長く使えるアイテムです 。  

完璧なカッティングと力強いシルエットは、羽織るだけでコーディネート全体を格上げしてくれます。

デニムに合わせてカジュアルにも、ドレスに合わせてフォーマルにも着こなせる、まさにブランドの顔と呼べる一着です。

ロゴTシャツ:コーディネートの主役になる一枚

バルマンの世界観を気軽に取り入れたいなら、ロゴTシャツがおすすめです 。  

上質な素材と洗練されたロゴデザインは、ただのTシャツとは違う高級感があります。

ジャケットのインナーにしたり、一枚で着たりと、着こなしの幅も広いです。

Unicornスニーカー:未来的なデザインで足元に個性を

「バルマンは昔のブランド」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、この「Unicorn」スニーカーはそんな印象を覆します 。  

宇宙船のような未来的で個性的なデザインは、他のブランドにはない存在感があります 。  

足元から個性を出したい人にぴったりの、ブランドの進化を感じさせる一足です。

まとめ

バルマンが「ダサい」と言われるのは、ブランドの象徴的なデザインが2010年代の流行と強く結びついているため、今のファッションの流れとは少し合わないと感じる人がいるからのようです。

特にバイカージーンズや派手なロゴアイテムが、そのイメージを作っています。

しかし、それはあくまで一面的な見方です。

体を美しく見せるシルエット、確かな品質、そして他にはない力強いデザインは、バルマンの揺るぎない魅力です。

バルマンが自分に合うかどうかは、流行を追いかけるのか、自分のスタイルを大切にするのか、というファッションへの向き合い方で決まるでしょう。

周りに流されず、着ることで自信が持てるようなパワフルな服を求めているなら、バルマンは今でも最高の選択肢の一つです。

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