ベイカーパンツがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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リラックスした履き心地と、ミリタリー由来の少し無骨な雰囲気が魅力のベイカーパンツ。

カジュアルスタイルの定番アイテムとして、多くのファッション好きに愛されています。

ただその一方で、ベイカーパンツはダサい、という声が聞かれるのも事実です。

一歩間違えると野暮ったく見えてしまう不安は、購入を考えている人にとって大きな悩みですよね。

そこでこの記事では、ベイカーパンツがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSやYouTubeのリアルな声を交えながら解説します。

実際の評判や口コミも分析して、ベイカーパンツが似合う人・似合わない人の特徴もまとめました。

「欲しいけど、センスがないと思われたくない」と不安な人は、ぜひ参考にしてください。

目次

ベイカーパンツとは?

ベイカーパンツはワークパンツの一種です。

そのルーツには二つの説があり、一つはパン職人(ベイカー)が作業着として履いていたという説 。もう一つは、アメリカ軍が作業用のユーティリティパンツとして使っていたという説です

どちらが先かははっきりしていませんが、実用的な作業服が元になっていることは間違いありません。

ベイカーパンツの最も大きな特徴は、フロントに付いた大きなL字型のポケットです

そして、後ろのポケットには雨やホコリを防ぐためのフタが付いているのが一般的です

シルエットは全体的にゆったりしたストレートか、裾に向かって少し細くなるテーパードで、股上が深いデザインが多いのも特徴です

ここでよく比較されるのが、同じミリタリーパンツのカーゴパンツです。

ベイカーパンツには、カーゴパンツのような両サイドの大きなポケットがありません

この違いのおかげで、ベイカーパンツはミリタリーの雰囲気がありながらも、よりすっきりとしたシンプルな印象になります。

このさりげないミリタリー感が、ベイカーパンツの独特の魅力であり、コーディネートの幅を広げてくれる理由です。

ベイカーパンツがダサいと言われている理由

ベイカーパンツ自体が時代遅れというわけではありません。

ただ、その成り立ちやシルエットから、着こなしを間違えるとダサい印象を与えてしまうことがあります。

なぜベイカーパンツが野暮ったく見えてしまうのか、具体的な理由を3つのポイントで見ていきましょう。

作業着っぽさが抜けず、野暮ったく見えるから

ベイカーパンツの魅力である本物感、つまり軍の服や作業着としての背景は、時としてマイナスに働くこともあります

コーディネートを工夫しないと、おしゃれではなく、ただの作業着に見えてしまう可能性があるのです。

SNSなどで見かける失敗例として、ベイカーパンツに無地のTシャツ、ワークブーツといった、あまりにもカジュアルで武骨なアイテムばかりを合わせてしまうケースがあります。

これでは、まるで探検隊か本気の現場作業員のようになってしまい、おしゃれとは言えません

ベイカーパンツをおしゃれに着こなすには、この作業着感をどう和らげるかが重要になります。

中途半端な丈感や太さが短足に見せてしまうから

ベイカーパンツはいわゆるワイドパンツなので、シルエットや丈感を間違えるとスタイルが悪く見えがちです。

特に、自分に合わない太すぎるものを選ぶと、全体がダボダボした締まりのない印象になってしまいます

さらに気をつけたいのが、脚が短く見えてしまうことです。

股上が深くゆったりしたシルエットは、どうしても重心が下がって見えやすいです。

それに加えて、丈が長すぎて靴の上で生地がたまると、足元がもたついて脚が詰まって見えてしまいます

かといって、丈が短すぎても子供っぽい印象になり、バランスが崩れる原因になります

ベイカーパンツをきれいに履きこなすには、ジャストサイズで裾がもたつかない丈感を選ぶことがとても大切です。

コーディネート全体が子供っぽくなりがちだから

ベイカーパンツはカジュアルなアイテムです。

そのため、合わせるアイテムもパーカーやスニーカー、ロゴTシャツなどカジュアルなものばかりで固めてしまうと、全体がラフになりすぎてしまいます。

大人の着こなしとしては、子供っぽい、センスがない、と見られてしまうかもしれません

ベイカーパンツのコーディネートには、意識的にきちんと感や上品さを取り入れる必要があります

例えば、トップスをきれいめなシャツや上質なニットに変えたり、足元をスニーカーではなく革靴にしたりするだけで、カジュアルなベイカーパンツがぐっと引き締まります。

このバランス感覚こそが、ベイカーパンツをダサく見せないための最も大切なポイントです。

ベイカーパンツの評判・口コミ

SNSや通販サイトに寄せられた、ベイカーパンツに関するリアルな声を集めました。

良い点と悪い点の両方を知って、客観的に判断してみてください。

良い口コミ

  • シルエットがきれいで、履くだけでスタイルが良く見える
  • 気になるお尻や太もものラインを拾わず、きれいにカバーしてくれる
  • ハイウエストのデザインで、脚が長く見える効果がある
  • 生地が丈夫でしっかりしていて、履き込むほど味が出るので長く愛用できそう
  • ミリタリーテイストなのに、きれいめなブラウスやジャケットにも合わせやすく、着回し力が高い

悪い口コミ

  • サイズ選びが難しく、少し間違うと下半身がとても太って見える
  • コットン素材は洗濯するとシワになりやすく、アイロンがけが少し面倒
  • 薄手の生地だと、夏場に汗じみが目立ったり、安っぽく見えたりすることがある
  • ネイビーやブラックなど濃い色は、ホコリが付くと目立ちやすい
  • 身長が低いと、裾上げしないとバランスが取れないなど、合う丈を見つけるのが難しい

ベイカーパンツがおすすめな人

ベイカーパンツの特性や評判を考えると、特に次のような人におすすめです。

体型カバーをしつつ、おしゃれを楽しみたい人

ベイカーパンツのストンと落ちるシルエットは、体のラインを拾いにくいのが良いところ。

O脚をしっかりカバーしてくれる、という声もあるように、脚の形にコンプレックスがある人には心強い味方です

また、ハリのある生地と深めの股上は、気になるお腹周りや太ももをすっきり見せてくれる効果も期待できます

楽な履き心地とスタイルアップを両立させたい人にぴったりです。

カジュアルだけど、どこか品のあるスタイルが好きな人

ベイカーパンツは、カジュアルなアイテムを大人っぽく着こなす楽しさを味わえるパンツです。

リラックスした雰囲気は好きだけど、だらしなく見えるのは避けたい、という人に合っています。

例えば、上質なニットや光沢のあるブラウス、足元にはローファーやヒールを合わせると、ベイカーパンツの持つ無骨さが程よいアクセントになり、洗練された大人カジュアルが完成します

コーディネートのバランスを楽しめる人におすすめです。

骨格ナチュラルタイプの人

最近よく聞く骨格診断の観点から見ると、ベイカーパンツは特に骨格ナチュラルタイプの人と相性が良いとされています。

骨格ナチュラルタイプの人は、しっかりとした骨格なので、洗いざらしのようなラフな素材や、ゆとりのあるシルエットが得意です

ベイカーパンツのワークウェアらしい素材感とリラックスしたシルエットは、まさに骨格ナチュラルタイプの魅力を引き出してくれます。

ベイカーパンツがおすすめできない人

一方で、ベイカーパンツが自分のスタイルや好みに合わない人もいます。

買ってから後悔しないために、おすすめできないタイプについても知っておきましょう。

コーディネートを考えるのが苦手な人

ベイカーパンツは一見シンプルですが、実は着こなしに少し工夫が必要なアイテムです。

濃い色のジーンズのように、どんなトップスを合わせてもそれなりに様になる、というわけではありません。

何も考えずにカジュアルなアイテムと組み合わせると、途端に野暮ったく見えたり、子供っぽくなったりする可能性があります

毎日の服選びをできるだけ簡単に済ませたい人にとっては、少し扱いにくいかもしれません。

骨格ウェーブ・ストレートタイプの人(ただし選び方次第)

骨格診断でウェーブやストレートタイプに分類される人は、ベイカーパンツ選びに少し注意が必要です。

下半身に重心があるウェーブタイプは、ベイカーパンツの武骨な素材感やワイドなシルエットが、持ち前の華奢さを消してしまい、バランスが悪く見えることがあります

また、上半身に厚みがあるストレートタイプは、ゆったりしたシルエットが着太りの原因になる可能性があります

ただ、これはあくまで一般的な話です。

大切なのは、ブランドやモデルによってシルエットは全く違うということ。

きれいめなシルエットに定評のあるブランドのベイカーパンツなら、これらの骨格タイプの人でも似合う可能性は十分にあります。

全身をタイトなシルエットでまとめたい人

これは好みの問題ですが、ベイカーパンツの魅力はリラックスしたゆとりのあるシルエットにあります。

普段からスキニーパンツなどを愛用し、全身をシャープなラインでまとめるのが好きな人にとって、ベイカーパンツのゆるさは、自分のスタイルとは違うと感じるかもしれません。

無理に取り入れるより、自分の得意なシルエットのパンツを選ぶ方が、より魅力を発揮できるでしょう。

ベイカーパンツのおすすめポイント

なぜ多くの人がベイカーパンツに惹かれるのか。

他のパンツにはない、ベイカーパンツならではの3つのおすすめポイントを紹介します。

カーゴパンツよりすっきり、チノパンより個性的

ベイカーパンツは、カジュアルパンツの中でちょうどいいバランスのパンツです。

ミリタリーパンツの代表であるカーゴパンツほど武骨すぎず、サイドポケットがない分、都会的ですっきりした印象で履きこなせます

一方で、定番のチノパンほどシンプルすぎず、フロントの大きなポケットが程よいアクセントになり、コーディネートに深みを与えてくれます。

まさに、両方の良いところを併せ持った万能な一本です。

履き込むほどに味が出る「育てる」楽しみ

質の高いベイカーパンツは、まるで良いデニムのように、時間と共に自分だけの一本に育てる楽しみがあります。

特に、FOB FACTORYやorSlowといったブランドが使うバックサテンという生地は、履き込むほどに柔らかく体に馴染み、独特の風合いが増していきます

洗濯を繰り返すことで縫い目に美しいシワが現れ、色が絶妙に褪せていく経年変化は、新品にはないヴィンテージのような雰囲気を与えてくれます

一着を長く大切に着たい人にとって、大きな魅力となるでしょう。

シーズンレスで活躍する着回し力

多くのベイカーパンツに使われている丈夫なコットン生地は、季節を問いません。

春や秋はもちろん、夏場でもロールアップすれば快適に履けます。

冬場には、下にタイツなどを履き込めば防寒も可能です

流行に左右されないデザインと、一年を通して活躍する汎用性の高さは、ベイカーパンツが長く愛される理由の一つです。

ベイカーパンツのおすすめアイテム

ここまで解説してきたポイントを踏まえて、具体的なおすすめブランドとアイテムを3つ紹介します。

それぞれに特徴があるので、あなたのスタイルに合った一本がきっと見つかるはずです。

【THE SHINZONE】きれいめ派ならまずチェックしたい名品

ベイカーパンツは野暮ったく見えそうで苦手、という人にこそ試してほしいのが、THE SHINZONE(シンゾーン)のベイカーパンツです。

多くのファッション誌で名品と称されるこの一本は、計算され尽くしたシルエットが最大の特徴。

センタープレスが入ったハイウエストのデザインは、腰回りをすっきりと見せ、驚くほどの脚長効果があります

カジュアルなパンツでありながら、どこか品のある佇まいは、まさに大人のためのベイカーパンツ。

きれいめなスタイルが好きな方や、スタイルアップを重視する方におすすめです。

【FOB FACTORY】大人カジュアルを叶える、こだわりの日本製

ヴィンテージの雰囲気は好きだけど、シルエットは現代的に着こなしたい。

そんな願いを叶えてくれるのが、岡山発のブランドFOB FACTORY(エフオービー ファクトリー)です。

このブランドのベイカーパンツは、ヴィンテージのディテールを再現しつつも、膝下から緩やかに細くすることで、野暮ったさを解消した美しいシルエットになっています

上質なバックサテン生地を使い、縫製も丁寧な日本製。履き込むほどに味わいが増す経年変化も楽しめます

品質とシルエットの両方にこだわりたい、本物志向の大人にぴったりな一本です。

【orSlow】本格派も納得。ヴィンテージを追求した一本

ファッション好き、特に古着やヴィンテージが好きな人から絶大な支持を得ているのが、orSlow(オアスロウ)のファティーグパンツです。

このブランドは、ヴィンテージの軍服を徹底的に研究し、糸からオリジナルで開発したバックサテン生地を使うなど、その再現度は他とは一線を画します

シルエットは当時のものをベースにしているためやや太めですが、それこそが本物の持つ風格。

流行に流されず、自分だけの一本をじっくりと育てたい本格派におすすめです。

まとめ

ベイカーパンツがダサいと言われるのは、パンツ自体に問題があるわけではなく、その特性を理解せずに選んだり、コーディネートしたりすることが原因です。

作業着っぽさ、野暮ったく見えがちなシルエット、子供っぽさ、という3つの落とし穴を避けることが、おしゃれに着こなすための鍵となります。

大切なのは、自分の体型や目指すスタイルに合った一本を見つけること。

そして、きれいめなアイテムと組み合わせて全体のバランスを取ることです。

この記事で紹介したポイントを参考にすれば、ベイカーパンツはあなたのファッションの幅を広げてくれる、頼もしい定番アイテムになるはずです。

もうダサいかも、と不安に思う必要はありません。自信を持って、あなただけの一本を見つけてください。

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