デウスエクスマキナは、カスタムバイクやサーフィンといったカルチャーを背景に持つ、オーストラリア発のライフスタイルブランドです。
その無骨で自由な世界観は多くのファンを魅了していますが、一部では「ダサい」「時代遅れでは?」という声も聞かれます。
せっかく気に入ったアイテムも、周りからセンスがないと思われたら悲しいですよね。
そこでこの記事では、デウスエクスマキナがダサいと言われる理由をSNSのリアルな声を基に深掘りし、どんな人におすすめできるのか、できないのかを解説します。
「デウスエクスマキナの服が欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人は、ぜひ参考にしてください。
デウスエクスマキナとは?
デウスエクスマキナは、2006年にオーストラリアのシドニーで生まれたブランドです 。
ブランド名はラテン語で「機械仕掛けの神」を意味しています 。
もともとはカスタムバイクの製作から始まりましたが、今ではサーフィンやアート、音楽など、さまざまなカルチャーを巻き込みながら、単なるアパレルではなくライフスタイルそのものを発信しています 。
世界各地にある店舗は「テンプル・オブ・エンスージアズム(熱狂の神殿)」と呼ばれ、同じ価値観を持つ人々が集まるコミュニティのような場所です 。
「個性を活かし自由に何かをする時そこに『正解』はない」という哲学が、世界中の人々を惹きつけているようです 。
デウスエクスマキナがダサいと言われている理由
多くのファンに支持される一方で、なぜデウスエクスマキナは一部で「ダサい」や「野暮ったい」と言われてしまうのでしょうか。
その背景には、ブランド特有のデザインやカルチャーが関係しているようです。
主張の強いロゴデザインが時代遅れに見える
デウスエクスマキナといえば、ブランド名や拠点の住所を大きくあしらったロゴTシャツやキャップが象徴的です 。
このスタイルはブランドの顔である一方、最近のシンプルなファッションの流れからすると、少し自己主張が強すぎると感じる人もいるかもしれません。
特に大きなロゴを前面に押し出したデザインは、洗練されていない、どこか子供っぽい印象を与えてしまうことがあります 。
30代以上の大人が着ると、昔のファッション感覚を引きずっているように見え、若作りしていると思われてしまう可能性も。
そもそも、意味をあまり考えずに英語の文字が大きくプリントされた服を着ること自体が、センスがないと見なされる原因にもなっているようです 。
カルチャーの背景を知らないと服に着られているように見える
デウスエクスマキナのデザインは、カスタムバイクやサーフィンといったカルチャーに深く根ざしています 。
そのため、そうしたカルチャーに全く興味がない人が着ると、どこか不自然で、服に着られているような印象を与えがちです。
本人のライフスタイルと服の持つ背景が合っていないと、説得力がなくなり、借り物の衣装を着ているような違和感が生まれてしまいます 。
ブランドが有名になったことで、カルチャーを知らない人もファッションアイテムとして手に取るようになりました。
その結果、本来の意味が薄まり、ただの流行りのロゴとして消費されてしまうことが、昔からのファンにとっては「ダサい」と感じる原因の一つなのかもしれません。
少し前の流行?おじさんが着るブランドという印象
デウスエクスマキナは日本でも2010年代に人気を集め、長く定番ブランドとして知られています 。
だからこそ、今の若い世代から見ると「少し前に流行ったブランド」というイメージがあるようです。
木村拓哉さんなど、特定の世代のアイコン的な著名人が愛用していることも、そのイメージを強くしているかもしれません 。
彼らが着こなす姿はお洒落ですが、同時に「親の世代が好きなブランド」という印象を与えてしまう可能性もあります。
ファッションの世界では、かつての流行が時を経て古臭く感じられるのは自然なこと。
アメカジやワークウェアをベースにした無骨なスタイルは、時代を超えた魅力がある一方で、新しいトレンドを求める人には新鮮味のない、野暮ったいスタイルに映ってしまうようです 。
デウスエクスマキナの評判・口コミ
SNSなどで見られるデウスエクスマキナのリアルな評判や口コミをまとめました。
良い口コミ
- バイクやサーフィンといった自分の趣味の世界観と合うので長年愛用している
- Tシャツやスウェットの生地が肉厚でしっかりしていて、洗濯してもへたらない
- アート性の高いグラフィックデザインが他にはなくてかっこいい
- ロゴのデザインが豊富で選ぶのが楽しい
- 浅草や原宿の直営店はカフェが併設されていて、空間そのものを楽しめるのが魅力
- 海外ブランドらしいゆったりしたサイズ感でリラックスできる
- ジャケットの裏地など、見えない部分にもこだわりがあって満足度が高い
悪い口コミ
- ロゴの主張が強すぎて、コーディネートによっては子供っぽく見える
- 人気が出すぎて街で着ている人をよく見かけるので少し恥ずかしい
- Tシャツ1枚で1万円近くするのは、値段が高いと感じる
- 海外サイズなので、試着しないと大きすぎて失敗することがある
- サーフィンもバイクもやらないのに着ていると、わかってない感じがしそう
デウスエクスマキナがおすすめな人
デウスエクスマキナは、どのような人に似合うブランドなのでしょうか。
バイクやサーフィンなどのカルチャーが好きな人
デウスエクスマキナは、単なる服ではなくライフスタイルを表現するツールです。
カスタムバイクやサーフィンの自由な精神に共感できる人にとって、このブランドの服は自分の価値観を代弁してくれる特別なアイテムになるでしょう 。
ブランドの背景や物語を大切にする人
一つひとつのアイテムに込められた物語やブランドの哲学に価値を感じる人にとって、デウスエクスマキナはとても魅力的なはずです。
服を売るだけでなく、アートショーや映像制作などを通じて一貫した世界観を発信しており、そのカルチャー全体を応援したい人にはぴったりです 。
長く使える質の高いカジュアルウェアが欲しい人
流行に流されず、自分のスタイルを大切にしたい人にもおすすめです。
Tシャツやスウェットは非常にタフな素材で作られており、着込むほどに体に馴染んで風合いが増していきます 。
ファストファッションとは違い、愛着を持って長く使える一着を求める人にこそ、その良さがわかるブランドです。
デウスエクスマキナがおすすめできない人
一方で、デウスエクスマキナがあまり向いていない人もいます。
シンプルでミニマルなファッションを好む人
無地の服を好み、装飾をそぎ落としたシンプルなスタイルが好きな人にとって、デウスエクスマキナのデザインは少し過剰に感じられるかもしれません。
ブランドの魅力はグラフィックの力強さや無骨なディテールにあるため、ミニマルなスタイルとは方向性が異なります 。
目立つブランドロゴに抵抗がある人
服はあくまで脇役で、ブランドロゴが目立つのは品がないと感じる人には、デウスエクスマキナの代表的なアイテムは受け入れがたいでしょう 。
ブランドの魅力の多くはロゴデザインにあるため、ロゴを避けてしまうと、このブランドを選ぶ意味があまりないかもしれません。
常にファッションの最先端を追いかけたい人
デウスエクスマキナのスタイルは、特定のカルチャーに根ざした普遍的なもので、毎シーズンのトレンドを追いかけるタイプのブランドではありません。
そのため、常に新しいデザインやシルエットを求める人にとっては、物足りなく、古臭く感じられる可能性があります 。
デウスエクスマキナのおすすめポイント
デウスエクスマキナの魅力を3つのポイントで確認しておきましょう。
カルチャーに根差した唯一無二の世界観
アパレル、カフェ、カスタムバイク、アートが融合した総合的なブランド体験が、デウスエクスマキナ最大の強みです 。
店舗に足を踏み入れると、コーヒーとオイルの香りが混じり合い、美しいバイクやアートが飾られています 。
この空間は、他のブランドでは決して味わえない特別な魅力です。
アート性の高いグラフィックデザイン
Tシャツやスウェットのグラフィックは、単なるロゴではありません。
多くはアーティストとのコラボレーションや、ヴィンテージの広告などから着想を得た芸術性の高いデザインです 。
一枚のTシャツが、着る人の個性を物語るアートピースのよう。
デザインのバリエーションも豊富なので、自分だけの一枚を見つける楽しみもあります 。
こだわりの素材とディテール
デウスエクスマキナのアイテムは、実際に手に取ると質の高さがわかります。
ずっしりとしたTシャツ生地や、タフなワークジャケットなど、素材へのこだわりが感じられます 。
こうした作り込みが、価格以上の満足感と「良いものを長く使いたい」という気持ちにさせてくれます。
デウスエクスマキナのおすすめアイテム
これからデウスエクスマキナを試してみたい人へ、まず手に入れるべき代表的なアイテムを3つ紹介します。
ブランドの顔「アドレスTシャツ」
「Venice Address Tee」などに代表されるアドレスTシャツは、まさにブランドの顔と言える定番アイテム 。
背中にプリントされた住所は、実際にその場所にあるデウスの文化拠点を示しています。
しっかりとしたコットン生地で、タフに着回せるのも魅力です 。
手軽に取り入れられる「トラッカーキャップ」
服は少しハードルが高いと感じる人には、キャップがおすすめです。
コーディネートに加えるだけで、一気にブランドの世界観を演出できます 。
メッシュバックとフロントのロゴは、サーフやモーターサイクルといったカルチャーの象徴的なスタイルで、どんなカジュアルな服装にも馴染みます 。
経年変化も楽しめる「ワークジャケット」
デウスエクスマキナの魅力を深く味わいたいなら、ワークウェア由来のアウターは外せません 。
キャンバスやコーデュロイといった素材は、着込むほどに体に馴染み、色褪せなどの経年変化を楽しめます。
使い込むことで自分だけの物語が刻まれ、唯一無二の一着に育っていく。これこそがブランドの醍醐味と言えるでしょう。
まとめ
デウスエクスマキナがダサいかどうかは、着る人の価値観やライフスタイルによって評価が大きく分かれます。
シンプルなファッションを好む人や、ブランドの背景にあるカルチャーに共感できない人にとっては、野暮ったく見えるかもしれません。
一方で、モーターサイクルやサーフィンが好きで、ブランドの物語に価値を見出す人、そして流行に左右されず質の高い服を長く着たい人にとっては、最高のブランドとなり得ます。
大切なのは、ブランドの個性を理解し、それが自分のスタイルに合っているかを見極めること。
もし心惹かれるものがあるなら、周りの評価は気にせず、自信を持ってその世界観を楽しんでみてください。