繊細でフェミニンなデザインが魅力のジュエリーブランド、4℃(ヨンドシー)。
贈り物や自分へのご褒美として、長年多くの女性に選ばれ続けています。
しかし、一部では4℃はダサい、時代遅れで恥ずかしい、という人も存在します。
そこで本記事では、4℃がダサいと言われる理由とおすすめできる人・できない人を解説します。
4℃のジュエリーが欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
4℃(ヨンドシー)とは?
4℃(ヨンドシー)は、1972年に東京・原宿で生まれた日本のジュエリーブランドです 。
若い世代がもっと気軽にファッションとして楽しめるジュエリーを作りたい、という想いからスタートしました 。
ブランド名の4℃は、氷の張った水底で魚が生息できる唯一の安息の場所、その温度である摂氏4度から名付けられています 。
水のようにシンプルで本質的な美しさを届けたいという願いが込められています 。
4℃には、ターゲットやコンセプトが異なる複数のブランドラインが存在します。
- 4℃(ヨンドシー):メインブランド。20代後半から30代の女性向けで、プラチナやK18ゴールドなど高品質な素材を使った、シンプルで上品なデザインが中心です 。
- Canal 4℃(カナル ヨンドシー):10代から20代前半向けのライン。ハートモチーフなどキュートなデザインが多く、シルバー素材を中心とした手頃な価格帯が特徴です 。
- 4℃ BRIDAL(ヨンドシー ブライダル):婚約指輪や結婚指輪を専門に扱うライン。高品質なダイヤモンドや素材にこだわっています 。
このブランドの細分化が、ダサいというイメージが生まれる一つの要因にもなっています。
4℃(ヨンドシー)がダサいと言われている理由
長年、多くの女性に愛されてきた4℃ですが、一部でダサいイメージがあるようです。
それはどんな理由からでしょうか?
若者向け・学生のプレゼントというイメージの定着
4℃がダサいと言われる一番の理由は、若者向けラインであるCanal 4℃のイメージが強すぎる点にあります。
Canal 4℃は可愛らしいデザインと手頃な価格から、高校生や大学生が贈る初めてのプレゼントの定番になりました 。
このことが、4℃は学生向けのブランドというイメージを定着させてしまったようです。
多くの人が若い頃に4℃を経験するため、大人になったら卒業するブランド、という認識が広まっています 。
そのため、社会人になって4℃をプレゼントされると、少しがっかりしてしまう女性も少なくありません。
SNSでは30歳で4℃は無い、嬉しいけど正直ちょっと恥ずかしい、といった声も見られます 。
ハートやしずくモチーフがありきたりで個性がない
4℃の象徴ともいえるオープンハートやしずくのモチーフも、ダサいと言われる原因の一つです 。
女性らしい魅力がある一方で、あまりにも定番すぎるため、ありきたりで個性がない、誰にでも贈れる無難なデザイン、と見られてしまうようです。
プレゼント選びで、自分のために一生懸命考えてくれた、というプロセスを重視する女性にとって、この無難さはマイナスに働くことがあります 。
何も考えずに選んだのでは?という印象を与えかねません。
SNSで「何も考えずに選ぶプレゼント」の象徴に
ここ数年、X(旧Twitter)などのSNSで、4℃のネガティブなイメージが一気に広まりました 。
クリスマス時期になるとがっかりプレゼントの代表例として名前が挙がるなど、一種のネット上の流行のようになっています 。
4℃のペアリングをすると別れる、といった都市伝説まで生まれています 。
こうしたSNS上のイメージが、ブランドの評価に大きく影響しているのかもしれません。
4℃(ヨンドシー)の評判・口コミ
SNSや口コミサイトのリアルな声を紹介します。
良い口コミ
- デザインが華奢で上品。オフィスにも着けていけるシンプルさが良い
- 可愛らしいデザインが豊富で、見ているだけで気分が上がる
- 品質がしっかりしている。特別なエターナルシルバーは変色しにくくて安心
- 店員さんの接客が丁寧で、親身に相談に乗ってくれた
- 全国に店舗があって、アフターサービスが受けやすいのが魅力
悪い口コミ
- プレゼントでもらったが、正直この年齢では少し恥ずかしいと感じた
- ハートのデザインが子供っぽく、普段の服装に合わせにくい
- 友人からまだ4℃つけてるの?と言われてしまった
- 結婚指輪としてはブランドイメージがカジュアルすぎる
- Canal 4℃のシルバー製品は変色してしまった。安かろう悪かろうのイメージ
4℃(ヨンドシー)がおすすめな人
これまでの流れで4℃は若者向けに感じたかもしれませんが、大人の女性にも似合うアイテムはたくさんあります。
4℃がおすすめな人を3つのポイントでわけてみました。
初めて本格的なジュエリーを身に着ける人
これから初めて本格的なジュエリーを手にしたい10代後半から20代前半の人に、4℃(特にCanal 4℃)はおすすめです。
トレンドを取り入れた可愛らしいデザインが多く、価格も手を伸ばしやすいため、ファッション感覚で気軽に楽しめます 。
19歳の誕生日に4℃をもらうと幸せになれる、というジンクスもあり、初めての特別なジュエリーとして安心して選べるブランドです 。
オフィスでも使える上品で華奢なデザインを好む人
4℃のメインラインが持つ、シンプルで上品、華奢という特徴は、働く大人の女性にぴったりです。
オフィススタイルに馴染む、さりげない輝きを添えてくれます 。
良い口コミでもオフィスに着けていけるという声が多く、オンオフ問わず日常的に使えるデザインを探している人にはおすすめです。
流行よりも品質とアフターサービスを重視する人
世間のイメージに流されず、製品の品質や長く使える安心感を重視する人にも4℃はおすすめです。
4℃は、ティファニーやカルティエといったハイブランドも加盟するRJC(Responsible Jewellery Council)の認証メンバーであり、信頼性の高い製品作りを行っています 。
また、変色しにくい独自素材エターナルシルバーの開発や、全国の店舗で受けられる手厚いアフターサービスも大きな魅力です 。
4℃(ヨンドシー)がおすすめできない人
どんなブランドでも、合わないと思う人は一定数存在します。
4℃をおすすめできない人は以下のような人です。
個性的・独創的なデザインを求める人
他の人とは被らない、独創的なデザインを求めている人には物足りなく感じるかもしれません。
agete(アガット)のようなヴィンテージ感のある個性的なブランドとは対極の、普遍的な美しさが4℃の魅力です 。
自分のスタイルを表現するための、エッジの効いたジュエリーを探しているなら、他のブランドが良いでしょう。
ブランドの世間的なイメージやステータスを気にする人
ブランドが持つ世間的なイメージを重視する人にとって、4℃は不安な選択かもしれません。
SNS上でネガティブなイメージが定着しているため、身に着けていることで友人から心ない一言を言われるリスクはゼロではありません 。
ジュエリーをステータスとして捉えるなら、海外のハイブランドなどを選ぶ方が満足度は高いと言えます。
プレゼントに「自分だけの特別感」を求める人
プレゼントの定番というイメージが強いがゆえに、贈られた側が無難な選択をしただけでは?と感じてしまう可能性があります 。
たとえ贈り手が真剣に選んだとしても、その気持ちが伝わりにくくなってしまうのは、ブランドイメージの弊害です。
唯一無二の特別感を演出したいのであれば、他のブランドを探す方がその想いは伝わりやすいかもしれません。
4℃(ヨンドシー)のおすすめポイント
ここで、4℃の魅力を確認しておきましょう。
おすすめポイントは3つです。
価格以上の価値を提供する品質へのこだわり
4℃は倫理的に調達された素材を使用しており、品質へのこだわりは本物です 。
また、リサイクルメタルやラボグロウンダイヤモンドを使用したサステナブルなブランドも展開しており、環境や社会への配慮という現代的な価値観も持っています 。
こうした目に見えにくい部分でのこだわりは、価格以上の価値を提供していると言えるでしょう。
シーンを選ばない普遍的で清楚なデザイン
ありきたりと評されることもある4℃のデザインですが、見方を変えれば、どんなファッションやシーンにも馴染む、タイムレスなデザインということです。
流行に左右されず、長く愛用できる普遍性はジュエリーにとって非常に重要な要素です。
ハートやしずく以外にも、大人の女性にふさわしい洗練されたデザインも数多く揃っています 。
全国展開による手厚いアフターケア
全国の百貨店などに店舗を構えているため、購入後のクリーニングや修理といったアフターサービスを、どこに住んでいても受けやすいのは大きな強みです 。
ジュエリーはデリケートなものだからこそ、この手厚いサポート体制は心強い味方になります。
4℃(ヨンドシー)のおすすめアイテム
最後に、4℃の魅力を体現するおすすめのアイテムを3つ紹介します。
エターナルシルバー ネックレス
4℃の代名詞とも言える、しずくモチーフや一粒石のネックレスです 。
素材には、変色しにくい独自開発のエターナルシルバーを使用。
シルバー本来の美しい輝きを長く保つことができます 。
シンプルながらも計算されたデザインは、デコルテを美しく見せ、どんなスタイルにも上品さをプラスしてくれます。
K10ピンクゴールド ネックレス
ワンランク上の輝きを求めるなら、K10ピンクゴールドのネックレスがおすすめです 。
肌なじみの良い柔らかな色合いのピンクゴールドは、女性らしさを引き立ててくれます。
小ぶりなダイヤモンドや誕生石をあしらった繊細なデザインは、まさに大人可愛いという言葉がぴったりです。
プラチナ ダイヤモンドリング
学生向けというイメージを覆すのが、プラチナ製のダイヤモンドリングです 。
高純度のプラチナが放つ深みのある輝きと、厳選されたダイヤモンドの煌めきは、まさに一生もの。
シンプルで洗練されたデザインは、流行に左右されることなく、年齢を重ねても指元を美しく彩り続けます。
まとめ
4℃がダサいと言われるのは、若者向けラインのイメージやSNSでの拡散が大きな理由です。
その結果、プレゼントの定番という認識と、製品としての確かな実力との間に、大きなギャップが生まれてしまいました。
最終的に4℃を選ぶかどうかは、個人の価値観によります。
世間のイメージやデザインの独自性を重視するなら、他のブランドがより良い選択となるでしょう。
しかし、流行に左右されない普遍的な美しさ、価格以上の品質、手厚いアフターサービスに価値を見出すのであれば、4℃は依然として非常に魅力的な選択肢です。
大切なのは、ネット上の声に惑わされず、自分の目でその価値を確かめ、心から素敵だと思えるジュエリーを選ぶことではないでしょうか。




