冬の寒さを凌ぐ強い味方、ダウンジャケット。中でも白ダウンは、その明るさから冬のコーディネートに軽やかさをプラスしてくれる人気のアイテムです。
しかし、「白ダウンはダサい」という声もあります。この記事では、白ダウンがダサいと言われる理由を徹底的に分析し、おすすめできる人・できない人、おすすめのアイテムを解説します。
白ダウンとは?
白ダウンとは、文字通り白いダウンジャケットのこと。ダウンジャケットは、水鳥の羽毛(ダウン)を中綿に使用した防寒着で、その軽さと保温性の高さが特徴です。羽毛の間にある空気の層が熱を閉じ込めるため、薄手でも非常に暖かいのです。
ダウンジャケット自体の歴史は1930年代に遡ります。特にエディー・バウアーが1936年に開発した「スカイライナー」がダウンジャケットの原型とされています。本格的に普及したのは20世紀に入ってからで、特に第二次世界大戦中にアメリカ空軍で採用されたことで、その機能性が広く知られるようになりました。
白ダウンがファッションアイテムとして注目されるようになったのは、比較的近年のことです。1970年代以降、アウトドアブームやスキーブームの影響を受け、ダウンジャケットがタウンユースされるようになりました。特に、ヨーロッパのスキーリゾートでは、白のダウンジャケットが高級感や洗練されたイメージと結びつけられ、人気を集めたとされています。
80年代には、カラフルなダウンジャケットが流行しましたが、その後、ミニマルなファッションが注目される中で、白や黒といったベーシックカラーのダウンが再び注目を集めるようになりました。
白は汚れが目立ちやすいというデメリットはあるものの、着こなしによっては清潔感、爽やかさ、そして都会的な洗練された印象を演出できるのが大きな魅力です。冬のコーディネートは暗い色味になりがちですが、白ダウンを取り入れることで、全体の印象がパッと明るくなります。
白ダウンがダサいと言われている理由
白ダウンがダサいと言われる背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。単に「色が白だから」というだけでなく、素材、シルエット、着こなし、そして時代ごとの流行などが影響しているのです。
着膨れして見える、太って見える
白は膨張色のため、黒などの収縮色に比べて大きく見えやすい傾向があります。
ダウンのボリュームが大きい場合、全体的に丸みを帯びたシルエットになり、着膨れして見えたり、太って見えたりする原因となります。
特に、小柄な方がオーバーサイズの白ダウンを着ると、服に着られているような印象になりがちです。
汚れが目立ちやすく、清潔感を保つのが難しい
白は汚れが非常に目立ちやすい色です。食べ物のシミ、泥はね、擦れによる汚れなど、ちょっとしたことで汚れが目立ってしまい、清潔感を保つのが難しいと感じる人もいるでしょう。
特に、公共交通機関を利用する際や、子供と一緒に行動する際などは、汚れが気になる場面が多くなり気を使ってしまいます。
コーディネートが難しく、野暮ったく見える
白ダウンは、合わせるアイテムによってはバランスが悪く見え、野暮ったい印象になってしまうことがあります。
例えば、全身淡い色でまとめるとぼやけた印象になり、メリハリのないコーディネートになってしまいます。
また、インナーやボトムスとのバランスが悪いと、白ダウンだけが浮いてしまい、全体のコーディネートがちぐはぐな印象になってしまうこともあります。
素材やデザインによっては安っぽく見える
素材の質感やデザインによっては、白ダウンが安っぽく見えてしまうことがあります。
特に、光沢が強すぎる素材や、縫製が粗いもの、安価なポリエステル素材などは、安っぽく見えがちです。
また、デザインが古臭い場合も、全体的に野暮ったい印象を与えてしまいます。
白ダウンの評判・口コミ
白ダウンに関する良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- 白ダウンは顔色が明るく見えるから、冬でも元気な印象になる。
- 暗い色ばかりになりがちな冬のコーディネートに、抜け感を出せるのが良い。
- 意外とどんな服にも合わせやすく、着回し力が高い。
- 他の人と被りにくいので、個性を出せるのが嬉しい。
- 白ダウンを着ていると、褒められることが多い。
悪い口コミ
- 気を付けていてもすぐに汚れてしまうのがネック。
- 着膨れして見えるのがどうしても気になる。
- コーディネートがワンパターンになりがち。
- 素材によっては安っぽく見えてしまうのが残念。
白ダウンがおすすめな人
白ダウンは、着る人のライフスタイルやファッションの好みに合わせて、その魅力を最大限に発揮できるアイテムです。ここでは、具体的にどのような人におすすめなのか、様々な角度から分析していきます。
センスがいとと思われたい人
街で「あの人、なんかおしゃれだな」って思われたい人には、白ダウンは本当におすすめです。
普段からシンプルな服が好きで、モノトーンコーデが多いとか、ちょっとした小物で自分らしさを出すのが上手い人は、白ダウンの良さをばっちり活かせるはず。
白ダウンは、街でパッと目を引く、こなれたおしゃれ感を出すのにぴったりです。モノトーンコーデに合わせれば、すっきりかっこいい感じになりますし、シルバーのアクセサリーや革の小物とも相性抜群。
ちょっといい素材の白ダウンを選べば、さらに大人っぽく見えますよ。たとえば、話題の美術館に行ったり、おしゃれなカフェでランチしたり、夜景を見に行くちょっと特別なデート、雰囲気の良いバーで友達と過ごしたり…。
そんな、街の素敵な場所によく行く人は、白ダウンを羽織るだけで、さらにセンスアップできると思います。
カジュアルだけど清潔感もちゃんと出したい人
普段はカジュアルな格好が多いけど、清潔感もちゃんと出したい、という人にも、白ダウンはおすすめです。
普段からデニムにスニーカーみたいなラフな格好が多いけど、だらしなく見えないように気を付けている人は、白ダウンを着ることで、カジュアルなのに清潔感もある、ちょっと大人っぽいおしゃれを楽しめます。
カジュアルな服に合わせても、白ダウンが清潔感をプラスしてくれるのは本当に嬉しいポイント。たとえば、デニムとスニーカーっていう定番のカジュアルスタイルに、白ダウンをさっと羽織るだけで、全体の印象が引き締まって、おしゃれに見えます。
近所のカフェでゆっくり本を読んだり、友達と気軽にご飯食べに行ったり、公園で子供と遊んだり、犬の散歩に行ったり、週末にちょっと買い物に行ったり。そんな、いつもの生活の中で、カジュアルだけど清潔感もちゃんと出したいときに、白ダウンはすごく役立ちます。
顔色を明るく見せたい人
写真に写る自分がもっと素敵に見えたら嬉しいな、と思っている人にも、白ダウンはおすすめです。
普段から顔色がちょっと暗く見えがちだなと感じている人や、写真に写る自分の顔がなんだかイマイチだなと思っている人は、白ダウンのレフ板効果を試してみる価値ありです。
白は光を反射するから、顔色を明るく見せてくれる効果があります。特に、冬のどんよりした空の下で写真を撮るとき、白ダウンを着ていると顔色がパッと明るくなって、健康的で若々しい印象になります。
旅行先で撮る思い出の写真も、イルミネーションを見に行ったときの写真も、友達と集まったときの写真も、もっと素敵に写るはず。写真を撮る機会が多いときに、白ダウンはきっと大活躍してくれるでしょう。
アウトドアでもおしゃれを楽しみたい人
アウトドアでもおしゃれを楽しみたい人にも、白ダウンは選択肢のひとつになります。
ただ、汚れやすいっていうことは覚えておいてくださいね。キャンプとかハイキング、スノボとか、アウトドアが好きで、機能性だけじゃなくて見た目も大事にしたい!っていう人は、機能性の高い白ダウンを選ぶことで、あったかく過ごしながらおしゃれも楽しめます。
雪山みたいな真っ白な景色の中で白ダウンを着ると、すごく映えるから、おしゃれ度がぐっと上がりますよ。でも、アウトドアだとやっぱり汚れやすいから、水とか汚れをはじく加工がしてあるものを選ぶと安心です。
たとえば、スキー場に行ったり、雪山に登ったり、冬のキャンプに行ったり、ウィンタースポーツを見に行ったり、雪まつりみたいな冬のイベントに行ったり…そんな、冬のアウトドアシーンで、白ダウンはきっと役に立つと思います。
他の人とちょっと違うおしゃれを楽しみたい人
他の人とちょっと違うおしゃれを楽しみたい、個性を出したい!っていう人にも、白ダウンはおすすめです。
普通の服だけじゃなくて、ちょっと変わったデザインとか色を取り入れて、自分らしさを表現したい!っていう人は、白ダウンを着ることで、周りと一味違うおしゃれを楽しめます。
黒とかネイビーみたいな定番の色に比べると、白ダウンを着ている人はそこまで多くないから、個性を出しやすいんです。それに、デザインが凝ってるものを選べば、もっと個性をアピールできます。
たとえば、違う素材を組み合わせて使ってたり、刺繍とか細かいデザインが入ってたりする白ダウンを選ぶと、さらに自分らしい着こなしを楽しめると思います。
音楽フェスとかアートイベント、友達とのパーティー、街をぶらぶら散歩したり…そんな、色々な場面で、白ダウンはあなたの個性を引き出してくれるはずです。
白ダウンのおすすめアイテム
様々なブランドから白ダウンが販売されていますが、ここでは特におすすめのアイテムをいくつかピックアップして紹介します。
カナダグース シェルバーン パーカ ブラックレーベル
シェルバーンパーカは、カナダグースの中でも高い人気を誇るロング丈のパーカです。-10℃から-20℃まで対応するTEI3(保温指数)の高い保温性能で、寒冷地でも快適な暖かさを保ちます。
ロング丈のデザインは、体幹部から太もも上部までしっかりカバーし、冷気の侵入を防ぐ構造になっています。さらに、シルエットはスタイリッシュで、重ね着をしても動きやすく快適な着心地を実現しています。
フードには着脱可能なトリムを採用し、天候やスタイルに応じて調整可能です。トリムを外せば軽やかな印象に、付けたままなら防寒性をさらに強化。カジュアルにもフォーマルにも馴染むデザインで、さまざまなシーンに対応します。
モンクレール Vezere
Vezereのダウンジャケットは、軽量ながらも優れた保温性を発揮します。袖に配されたパッチポケットは、Moncler Mayaのデザインを踏襲し、機能性とデザイン性を両立させています。フードは着脱式のため、天候やシーンに合わせて柔軟に活用できます。冬のあらゆるシーンで活躍する、頼りになる一着です。
トミーヒルフィガー 白ダウン
シルエットはすっきりとしていて、街中での着こなしにもマッチします。ブランドロゴが主張しないデザインも魅力的。豊富なポケット、軽量性、コンパクトな収納性など、機能面も充実しています。
まとめ
この記事では、「白ダウンはダサい」と言われる理由を徹底的に分析し、おしゃれに着こなすためのポイント、おすすめできる人・できない人、そしておすすめのアイテムまで詳しく解説してきました。
白ダウンがダサいと言われる理由の多くは、着膨れして見える、汚れが目立ちやすい、コーディネートが難しいといった点にまとめられます。
しかし、白ダウンは、清潔感、軽やかさ、そして洗練された印象を演出できる、非常に魅力的なアイテムです。暗くなりがちな冬のコーディネートに明るさをプラスすることができます。
この記事を参考に、自分にぴったりの白ダウンを見つけて、冬のおしゃれを存分に楽しんでください。