街で見かけるおしゃれなサッチェルバッグ。「クラシカルで素敵」と思う反面、「ちょっと学生っぽい?」「合わせるのが難しそう…」と感じる人もいるかもしれません。
しかし「サッチェルバッグはダサい」という声もあるの事実。この記事では、サッチェルバッグがダサいと言われる理由から、おすすめできる人・できない人を解説します。
サッチェルバッグとは?学生鞄からおしゃれアイテムへの変遷
サッチェルバッグの歴史は古く、その起源は19世紀のイギリスに遡るとされています。もともと、このバッグは学生が教科書や筆記用具を持ち運ぶために使用する実用的な鞄で、「学びの相棒」として親しまれてきました。
特徴的な形状は、長方形の箱型で、フラップ(蓋)が前面についており、ショルダーストラップで肩に掛けられるデザインが一般的です。この構造は実用性が高く、荷物をしっかり保護できる点が評価されていました。
初期のサッチェルバッグは、耐久性を重視して質素な革素材で作られていました。しかし、時代の変化とともに、素材やデザインのバリエーションが広がり、現在ではキャンバス地、ナイロン、合皮など、多彩な素材が使用されています。
デザイン面でも、伝統的なクラシカルなものから、モダンで洗練されたもの、さらにはカジュアルで日常使いに適したものまで、多岐にわたるスタイルが展開されています。
サッチェルバッグがダサいと言われる理由
サッチェルバッグは、その歴史の長さゆえ、時代によって評価が変化してきました。「ダサい」と言われる背景には、いくつかの理由が考えられます。
学生鞄のイメージがある
サッチェルバッグの起源が学生鞄であることは否定できません。そのため、「子供っぽい」「学生っぽい」というイメージを持つ人がいるのも事実です。特に、合皮素材でシンプルなデザインのものは、どうしてもそう見られがちです。
しかし、素材やデザイン、コーディネート次第で、サッチェルバッグは大人っぽく、おしゃれに見せることが可能です。例えば、上質な革素材を選んだり、メタルパーツがアクセントになったデザインを選んだりすることで、ぐっと大人っぽい印象になります。
コーディネートが難しい
サッチェルバッグは、カジュアルな服装には比較的合わせやすいですが、フォーマルな服装にはやや合わせにくいという側面があります。そのため、「コーディネートが難しい」と感じる人もいるでしょう。
おしゃれに見せるためには、服装とのバランスが重要です。例えば、カジュアルなデニムスタイルにサッチェルバッグを合わせる場合は、足元をスニーカーではなく革靴にすることで、大人っぽくまとまります。
逆に、きれいめなワンピースに合わせる場合は、小ぶりなサイズのサッチェルバッグを選び、アクセサリーなどで華やかさをプラスすると良いでしょう。
時代遅れに見える
サッチェルバッグは定番アイテムゆえ、時代によっては「古臭い」と感じられることもあります。特に、昔ながらのシンプルなデザインのものは、そう見えがちです。
しかし、最近では、素材やカラー、ディテールなどがアップデートされた、モダンなサッチェルバッグがたくさん登場しています。
例えば、パステルカラーやビビッドカラーのサッチェルバッグを選んだり、チェーンストラップやスタッズなどの装飾が施されたものを選んだりすることで、トレンド感のあるコーディネートを楽しめます。
サッチェルバッグの評判・口コミ
サッチェルバッグの良い口コミ・悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- 革の質感が最高!使い込むほどに味が出てくるのがたまらない。
- 収納力があって、普段使いにちょうどいい。A4ファイルも余裕で入るから、仕事にも使える。
- クラシカルなデザインが気に入ってる。シンプルな服装に合わせるだけで、おしゃれに見えるから重宝してる。
- 人と被らないのがいい。個性を出せるから好き。
悪い口コミ
- 重いのが難点。荷物をたくさん入れると肩が凝る。
- 値段が高い。もう少し安ければ気軽に買えるのに…。
- カジュアルすぎる服装には合わせにくい。きれいめな服装じゃないと浮いてしまう。
- 最近見かけないから時代遅れかと思ってた。
サッチェルバッグがおすすめな人
サッチェルバッグは、以下のような人におすすめです。
的で上品な雰囲気を演出したい人
サッチェルバッグは、そのクラシカルなデザインから、知的で上品な雰囲気を演出するのに最適なアイテムです。
落ち着いた印象を与えたい時や、きちんと感をプラスしたい時に重宝します。例えば、美術館巡りやクラシックコンサートなど、少しフォーマルなシーンにもおすすめです。
ビジネスシーンでも個性を発揮したい人
ビジネスシーンでは、どうしても無難なバッグを選びがちですが、サッチェルバッグなら、程よく個性を発揮することができます。
特に、革素材のサッチェルバッグは、ビジネスシーンにも馴染むきちんと感を持ちながら、おしゃれな印象を与えます。ノートPCやタブレットなどを収納できる、機能的なサッチェルバッグを選べば、仕事に必要なものをスマートに持ち運べます。
旅行先でもおしゃれを楽しみたい人
旅行中は、どうしても機能性重視の服装になりがちですが、サッチェルバッグなら、おしゃれを諦めることなく、旅行を楽しむことができます。
貴重品をしっかり収納できるだけでなく、コーディネートのアクセントにもなります。
特に、革素材のサッチェルバッグは、使い込むほどに味が出てくるため、旅の思い出とともに、バッグの風合いも変化していくのを楽しめます。
サッチェルバッグがおすすめできない人
逆に、サッチェルバッグがおすすめできない人もいます。
とにかく荷物が多く、両手を自由にしたい人
サッチェルバッグは、マチがしっかりしているものが多いため、ある程度の収納力はありますが、リュックサックやトートバッグほどではありません。
とにかく荷物が多く、両手を自由にしたい人には、他のバッグの方が使いやすいかもしれません。特に、子育て中のママや、アウトドアアクティビティを楽しむ人には、リュックサックやショルダーバッグなど、両手が自由に使えるバッグの方がおすすめです。
ストリート系のラフなスタイルを好む人
サッチェルバッグは、カジュアルな服装にも合わせられますが、ストリート系のラフなスタイルを好む人には、ややテイストが合わないかもしれません。
キャップやスニーカーなど、ストリート系のアイテムとサッチェルバッグを合わせるのは、やや難易度が高いです。トートバッグやメッセンジャーバッグなど、よりカジュアルなバッグの方が、彼らのスタイルにはマッチするでしょう。
軽さを最優先に考える人
革製のサッチェルバッグは、比較的重いものが多いです。肩への負担を考慮すると、軽さを最優先に考える人には不向きです。
特に、慢性的な肩こりに悩んでいる人や、長時間移動する人には、ナイロン素材やキャンバス素材の軽いバッグを選ぶか、リュックサックなど、肩への負担が少ないバッグを選ぶ方がおすすめです。
サッチェルバッグのおすすめポイント
サッチェルバッグには、以下のようなおすすめポイントがあります。
時代を超えて愛される普遍的なデザイン
サッチェルバッグのデザインは、シンプルでありながらも洗練されており、時代を超えて愛されています。流行に左右されにくい、長く使えるアイテムと言えるでしょう。
素材のバリエーションが豊富
革だけでなく、キャンバス地やナイロン、合皮など、様々な素材のサッチェルバッグがあります。好みに合わせて素材を選べるのも魅力です。
コーディネートの幅を広げる
サッチェルバッグは、カジュアルからきれいめまで、幅広いコーディネートに合わせることができます。一つ持っていると、コーディネートの幅が広がります。
サッチェルバッグのおすすめアイテム
サッチェルバッグと一口に言っても、素材、サイズ、デザインは多種多様。どれを選べばいいか迷ってしまう人もいるかもしれません。そこで、ここでは様々なシーンやスタイルに合わせたおすすめのサッチェルバッグを紹介します。
グレンロイヤル
グレンロイヤルは、スコットランドで創業された老舗の革製品ブランドです。
特に、ブライドルレザーを使用した製品は、その堅牢さと美しい経年変化で世界中の人々を魅了しています。
サッチェルバッグも例外ではなく、伝統的なデザインとブライドルレザーの組み合わせは、まさに「一生もの」と呼ぶにふさわしい逸品です。
グレンロイヤルのサッチェルバッグは、決して安い買い物ではありませんが、その品質、デザイン、そして経年変化を考えると、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
大切に手入れをすれば、何十年も使い続けることができ、まさに「一生の相棒」となります。
ザッチェルズ
ザッチェルズのサッチェルバッグは、熟練の職人によって一つ一つ丁寧にハンドメイドされています。
使用されるレザーは高品質で、耐久性にも優れているため、長く愛用することができます。また、豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。
定番のブラックやブラウンはもちろん、鮮やかなカラーやパステルカラーなど、自分のスタイルにぴったりの色を見つけることができるでしょう。
さらに、ミニサイズから大きなサイズまで、様々なサイズ展開があるため、用途に合わせて最適なサイズを選ぶことができます。
普段使いはもちろん、ちょっとしたお出かけや、旅行の際のサブバッグとしても活躍します。
まとめ
「サッチェルバッグはダサい」という意見もありますが、それは一面的な見方に過ぎません。素材、デザイン、コーディネート次第で、サッチェルバッグは非常におしゃれなアイテムとして活躍します。
大切なのは、自分に合ったサッチェルバッグを選び、自分らしいスタイルで取り入れること。この記事が、サッチェルバッグの魅力を再発見し、自分に合うかどうかを判断する上で、少しでもお役に立てれば幸いです。