マタギベストがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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秋冬になると気になるマタギベスト。ふわふわした見た目が可愛く、コーデの主役にもなってくれます。

多くのブランドから様々なデザインが出ていますが、一部では「ダサい」「着こなしが難しい」なんて声も。

トレンドなだけに、一歩間違えると野暮ったく見えそうで不安になりますよね。

そこでこの記事では、マタギベストがダサいと言われる理由を探り、実際の口コミを交えながら、どんな人におすすめできるのか、できないのかを解説します。

「マタギベストが欲しいけど、センスないと思われたらどうしよう?」と迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

マタギベストとは?

そもそもマタギベストって何でしょう?

名前の由来と、今のファッションでどういう意味で使われているのか、少し整理してみましょう。

もともとマタギとは、東北地方の山で伝統的な狩猟をしてきた人々のことです 。厳しい自然の中で生きる、孤高の狩人といったイメージでしょうか 。彼らが身につけていた毛皮や、機能的なベストが原型になっています。  

ただ、今のファッションでマタギベストと呼ばれるものは、大きく分けて2つのタイプを指す言葉として使われています。

一つは、フェイクファーやボアでできた、ふわふわでボリュームのあるベストです 。暖かくて見た目も華やかなので、ファッションアイテムとしての意味合いが強いタイプです。ダサいと言われがちなのは、主にこちらの方です。  

もう一つは、ハンティングベストやユーティリティベストと呼ばれる、ポケットがたくさん付いた機能的なベスト 。もともとは狩猟や釣りで使われていたもので、その無骨なデザインと収納力が、アウトドアやストリートファッションで人気です 。  

このように、マタギベストという言葉が、見た目も用途も違う2つのアイテムを指しているのが現状です。この記事では、特にダサいと言われやすいファーベストを中心に解説していきます。

マタギベストがダサいと言われている理由

トレンドアイテムなのに、どうしてマタギベストはダサいとか、時代遅れと言われてしまうことがあるのでしょうか。

その理由は、アイテム自体というより、着こなし方にあるようです。ファーベストが野暮ったく見えてしまう理由を具体的に見ていきましょう。

本物の猟師みたいで街で浮いてしまうから

一番の理由は、その名の通り、本物のマタギのように見えてしまうことです。

ファーベストが持つワイルドな雰囲気が、都会の洗練された街並みには馴染みにくいのかもしれません。特にブラウンやベージュ系の色は、動物の毛皮を連想させやすく、より「マタギ感」が強まってしまいます 。  

チェックシャツやごつめのブーツなど、他のカジュアルな服と合わせると、さらにそのイメージは加速します 。全身がアウトドアな雰囲気になりすぎて、おしゃれというより、まるで衣装のようになってしまうのです。  

この「本物っぽさ」が、街で着るには少し野暮ったい、センスがないという印象につながるようです。

ボリュームがありすぎて着膨れするから

ファーベストの魅力であるボリューム感は、着こなしを難しくさせる原因でもあります。

このボリュームをうまく扱えないと、上半身が大きく見えてしまい、全体のバランスが崩れてしまいます。いわゆる着膨れですね。

SNSでもよく見かける失敗例が、ボリュームのあるファーベストに細身のスキニーパンツを合わせるスタイル 。上半身ばかりが強調されて、アンバランスな印象になってしまいます。  

また、タートルネックのように首元が詰まった服を合わせるのも要注意 。ファーのボリュームと合わさって、抜け感がなくなり、もっさり見えてしまうことがあります。  

ベストの丈も大切で、ただ羽織るだけでは、おしゃれ着ではなく防寒着のように見えてしまうのです 。  

素材が安っぽく見えてしまうから

最近のマタギベストは、フェイクファーがほとんどです。

しかし、フェイクファーは品質によって見た目が大きく変わる素材。質の低いものだと、不自然にテカテカしていたり、毛並みがゴワゴワしていたりして、安っぽく見えてしまいます 。  

どんなにおしゃれな服と合わせても、主役のベストがチープだと、コーディネート全体が台無しになりかねません。

特に毛足が長いデザインは、素材の良し悪しが分かりやすいので注意が必要です。素材選びを間違えると、おしゃれではなく安物を着ている、という印象を与えてしまうかもしれません。

マタギベストの評判・口コミ

実際にマタギベストを着ている人は、どう感じているのでしょうか。SNSなどから良い口コミと悪い口コミを集めてみました。

良い口コミ

  • いつもの服に羽織るだけで、ぐっとおしゃれに見える  
  • 見た目より軽くて、すごく暖かい  
  • これを着るだけでトレンド感が出て、コーデが新しくなる  
  • Tシャツにもワンピースにも合って、意外と着回しがきく  
  • ふわふわの肌触りが気持ちよくて、着ていると気分が上がる  

悪い口コミ

  • どう合わせたらいいか分からず、結局一度も着ていない
  • ボリュームがありすぎて、太って見えるのが悩み  
  • デザインは可愛いのにポケットがなくて不便  
  • 毛が抜けやすくて、中に着ている服に付いてしまう
  • 自分が着るとどうしても熊みたいになって、おしゃれに着こなせない  

マタギベストがおすすめな人

マタギベストをおしゃれに着こなせるのは、どんな人でしょうか。3つのタイプに分けてみました。

トレンドのファッションを楽しみたい人

マタギベストは、良くも悪くも存在感のあるアイテムです。

だからこそ、トレンドに敏感で、新しいスタイルに挑戦するのが好きな人にはぴったり。手持ちのシンプルな服に合わせるだけで、一気に今っぽい雰囲気になります 。  

周りと少し差をつけたい、いつものコーデがマンネリ気味、という人が取り入れると、おしゃれの幅が広がるはずです。

きれいめカジュアルな着こなしが好きな人

マタギベストの「マタギ感」をなくすには、きれいめな服と合わせるのがコツです 。  

例えば、とろみのあるブラウスや、センタープレスの入ったパンツなど、普段からきれいめな格好が多い人なら、マタギベストを自然に着こなせます。

カジュアルなベストと、きれいめな服。このテイストの組み合わせを意識すると、都会的で洗練されたスタイルになります。

手ぶらで出かけたいアウトドア好きな人

こちらはポケットがたくさん付いたハンティングベストの話になりますが、その収納力は大きな魅力です。

キャンプや音楽フェス、近所への散歩など、できるだけ身軽に行動したい人にとって、このベストは「着るバッグ」のような存在 。  

スマホや財布、鍵などをポケットにしまえるので、バッグを持つ必要がありません 。実用性を大事にしつつ、おしゃれも楽しみたい人におすすめです。  

マタギベストがおすすめできない人

一方で、ライフスタイルや好みによっては、マタギベストが活躍しないこともあります。買ってから後悔しないために、どんな人には向いていないのかを見ていきましょう。

シンプルな服をとことん着回したい人

少ない服で着回しを考える、ミニマルなワードローブを大事にしている人には、マタギベストは向いていないかもしれません。

白いシャツやデニムのように何にでも合う基本の服とは違い、マタギベストは個性が強いアイテムです。コーディネートの主役にはなれますが、脇役にはなりにくいのです。

着回しやすさを一番に考えるなら、他のアイテムを選んだ方がいいかもしれません。

いつもすっきりしたシルエットを好む人

ファッションでは、常に細身ですっきりしたシルエットを大事にしている、という人もいるでしょう。

そういう人にとって、マタギベストのボリューム感は、少し邪魔に感じてしまうかもしれません。着こなし次第で着膨れは防げますが、ある程度のボリュームが出てしまうのは仕方ありません 。  

自分の体をシャープに見せたい、という気持ちが強い人には、あまりおすすめできないアイテムです。

オフィスなど、きちんとした服装が多い人

マタギベストは、もともとのルーツを考えても、カジュアルなアイテムです。

ファーベストもハンティングベストも、フォーマルな場所や、服装に厳しい職場には着ていけません 。  

平日はほとんどオフィスカジュアルで過ごす人だと、着る機会が週末に限られてしまいます。自分の生活スタイルを考えると、あまり着る機会がないな、と感じるなら、購入は慎重になった方が良さそうです。

マタギベストのおすすめポイント

マタギベストが持つ、他の服にはない魅力を3つのポイントで紹介します。

重ね着でおしゃれに奥行きが出る

マタギベストの一番の強みは、重ね着を楽しめることです。

シンプルなカットソーの上に一枚羽織るだけで、コーディネートに素材感の違いが生まれます。例えば、透け感のあるブラウスの上にファーベストを重ねると、ぐっとおしゃれな雰囲気になります 。  

デニムジャケットの上にハンティングベストを重ねるような、アウター同士の組み合わせも楽しめます 。いつもの服装に、手軽に立体感を出してくれるのが、このベストのいいところです。  

アウターにもインナーにもなり、長く使える

袖がないベストは、意外と長いシーズン活躍してくれます。

秋や春には、Tシャツの上に羽織る軽いアウターとして。寒さが厳しい冬には、コートの下に着るインナーとして使えます 。  

コートの中に着れば暖かさがアップしますし、コートを脱いでもおしゃれです。インナーダウンのような実用的な役割もこなしつつ、冬のマンネリコーデを解消してくれます。

バッグいらずの収納力で身軽になれる

ハンティングベストに限られますが、手ぶらになれるメリットは大きいです。

たくさんのポケットには、日常生活で必要なものはもちろん、キャンプで使うような細かな道具までしまえます 。  

両手が自由になるので、子育て中の人や、カメラを持ち歩く人、自転車に乗る人など、様々な場面で便利さを感じられるはず。おしゃれと実用性を両立した、まさに「着る道具」です 。  

マタギベストのおすすめアイテム

最後に、具体的なブランドやアイテムを3つのタイプに分けて紹介します。

【きれいめ派に】Discoatのファーベスト

きれいめなスタイルでファーベストを着てみたい人には、Discoatのアイテムがおすすめです。

毎年人気が出るこのベストは、成功しやすい要素が詰まっています。まず、フェイクファーの質感が柔らかく、上品に見えること 。チャコールグレーなど、落ち着いた色が多いので、大人っぽいコーデにも馴染みます。  

お尻が隠れるくらいの丈感で、体型をカバーしつつ、すっきり見えるのも人気の理由 。ファーベストに初めて挑戦する人でも、安心して選べる一着です。  

【手ぶら派に】grn outdoorのTEBURA VEST

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手ぶらで出かけられる機能的なベストを探しているなら、grn outdoorのTEBURA VESTが間違いありません。

名前の通り、大小合わせて21個ものポケットが付いていて、内側にはA4雑誌やタブレットが入る大きなポケットまであります 。背面には350ml缶が入るスペースがあるなど、遊び心も満載です 。  

水や汚れに強い素材を使っているので、キャンプなどのアウトドアでも安心して使えます。ファッション性と機能性を高いレベルで両立させたベストです。

【こだわり派に】ヴィンテージのハンティングベスト

他の人とかぶりたくない、一点物が好き、という人は、古着屋でヴィンテージのハンティングベストを探すのも楽しいです。

50年代から70年代頃のアメリカ製ベストには、今の製品にはない独特の雰囲気があります。獲物を入れるためのゲームポケットや、当時の労働組合の証であるユニオンチケットなど、服が持つ歴史を感じられます 。  

ColumbiaやBarbourといった有名ブランドの古いモデルから、今はないブランドの珍しい一着まで、自分だけの宝物を探してみてはいかがでしょうか 。  

まとめ

マタギベストという言葉は、今のファッションでは、華やかなファーベストと機能的なハンティングベストの2つを指すことが多いです。

特にファーベストがダサいと言われるのは、着こなしが原因であることがほとんど。ボリューム感や、本物の猟師のような雰囲気をうまくコントロールできていないことが理由です。

色選びや合わせる服に気をつければ、野暮ったく見えることはありません。

マタギベストは、自分の好みやライフスタイルに合えば、いつものファッションを格上げしてくれる力強いアイテムです。この記事を参考に、自分に合った一着を見つけて、おしゃれを楽しんでください。

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